何種もの生地を使い分ける職人が織りなす味わい深いパン
阪神西宮『TiGRE(ティグレ)』のパンをお持ち帰りしました 西宮市
阪神西宮駅の南側は昔ながらの下町の雰囲気を残しつつ、新旧の名店巡りが楽しめる注目のエリア。その一角にある2020年にオープンした小さなパン屋さん「TiGRE(ティグレ)」へ行ってきました。
白い扉を開けると店の奥から漂うパンの香り、ずらりと並んだバゲットや菓子パンが出迎えてくれます。お昼時にはお客さんが入れ替わり立ち代わり訪れる人気店のようです。
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店主の只左さんは芦屋の“ビゴの店”で長年修業し、パンの基礎を築き上げました。お店では3種類の天然酵母と18種類の生地を使い分け、ハード系やデニッシュ系はもちろん、年代を問わず愛されるクリームパンやあんぱん、ブリオッシュ系まで毎日30種類ものパンを一人で焼いています。
一度試食してからすっかりハマってしまった「モーンプルンダー」は、けしの実のペーストとくるみがぎっしりと入ったデニッシュパン。ドイツの伝統的な菓子パンだそうで形は店によってそれぞれ。同店では30~40cmサイズの大きさで焼き上げてからカットしています。
外側のサクサク食感と内側の甘さ控えめのけしの実ペーストがじゅわっと染みた部分、ザクザクのくるみがいいアクセントとなっていて、一度食べ始めたら手が止まらなくなってしまいます。
フランス南部・プロヴァンス地方発祥の伝統的なパン「フーガス」は、平べったい葉っぱのような形状が特徴。オリーブ、チーズ、トマトの3種類があり、中でも「オリーブ」がすぐに売れてしまうのだそう。
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パンの表面はカリッと心地よい噛み応え、中はもちっとしてオリーブの塩気とのバランスがとても良く、ワインにぴったりだろうなと思いました。次はチーズ、トマトも試してみたい!
「バタール」は、小麦の香りと生地をシンプルに味わって欲しいお店の看板商品。そのままで十分美味しいのですが、チーズや生ハムと合わせても、オリーブオイルを少しつけて食べるのもいいかもしれません。
お店のパンをさらに美味しく食べるアレンジレシピもあるそうで、ちょっとひと手間かけるだけで栄養バランスが良くなったり、おもてなし料理になったりするのだとか。欲しい人はスタッフさんに声をかけてみてくださいね。
今後はライ麦を使った新商品なども店頭に並ぶ予定とのこと。午後1時ごろには大体のパンが揃うそうなので、いろいろ試したい人はお昼ごろに訪ねるのがよさそうです。
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