春をさきがける恒例の人形展「節句の人形　丸平文庫特別展示：京（みやこ）の四季おりおり」展が、西宮市にある『酒ミュージアム（白鹿記念酒造博物館）』で1月27日より開催されます。会期は3月4日まで。

「二寸雛人形（部分）」 五世大木平藏

西宮の酒造家である辰馬家で祝い飾られてきた節句人形を紹介する同展。高さ7cm前後の人形が15人揃った「二寸雛人形」や、五月端午の「飾り具足」といった京都の人形司・大木平藏制作の逸品に加えて、丸平大木人形店の資料室・丸平文庫所蔵の作品から、京の歳時をうつした人形が展示されます。

同展の会期中には、チラシ、ポスター、TVコマーシャル、ノベルティグッズといった清酒販売促進の取り組みについて紹介する特別展「お酒とメディア」や、日本古来の山桜・里桜の保全活動に生涯を捧げた笹部新太郎（明治20年－昭和53年）さんの研究を支えた多種多様な蔵書を紹介する「櫻男・笹部新太郎の本棚」も同時開催されています。