至極の一杯!たつのの絶品!ご当地醤油らーめん
中川原公園の近くにある『桃栗さんねん柿はちねん』で忘れられない醤油らーめんに出会いました たつの市
以前からとても気になっていた『桃栗さんねん柿はちねん』(たつの市)へ取材に行ってきました。
中川原公園の近く、龍野橋の目の前に店を構えており、週末にはお客さんの行列も見かけます。店主の大栗田さんは過去に大阪でお店を営業されていましたが、当時もよくマスコミから取材を受けていたそうです。
取材に訪れたのは平日でしたが、その日もお客さんが途切れることなく次から次へと訪れていました。店内は明るく居心地の良い空間で、女性がひとりで訪れることも多いそう。
注文は店内に設置された券売機で食券を購入するスタイル。たつの市で作られた「醤油」を使ったスープが楽しめるそうで、地元民としてもワクワクが止まりません♪
ちなみに2018年に同店がオープンするまで、市内には「たつの市の醤油」を使ったご当地ラーメンというものがなかったそうです。
お店をオープンするにあたり、「たつの市のご当地ラーメンを作りたい」と考えた店主夫妻は、試行錯誤を重ねて「うすくち醤油」と「濃口醬油」を使った2種類のラーメンを開発しました。
スープは大きなずん胴鍋で仕込んでおり、契約農家さんが毎日持ってきてくれる新鮮な野菜をふんだんに使用しているそうです。
麺も自家製にこだわっているそうで、兵庫県産小麦に全粒粉をブレンドしたオリジナル配合が自慢とのこと。今回は特別に2種類とも試食させてもらいました。
まずは、お店の看板にもなっている「うすくち醤油らーめん」から。
スープは透明感があり、ほんのり淡く色づいています。牡蠣や羅臼昆布、かつおやサバ節で取られたスープに末廣醤油さんの生醤油、そして末廣さんの高級醤油「淡紫(うすむらさき)」で香りづけ。絶妙なコンビネーションでバランスよく配合されており、一口、口にスープを含むと牡蠣のうまみそして、余韻にはかすかに醤油や野菜の甘みを感じ、上品なお出汁のよう。
つるつるとしたのど越し良い自家製麺はきめが細かく美しいです。
そしてチャーシューは柔らかく、肉の旨みと脂の旨みが口の中でとろけあいます。味玉はプルプルで黄身の味が濃厚。ねぎは毎朝契約農家さんが朝どれでもってきて下さるもので、刻んでからねぎの粘りを落とすひと手間はラーメンの中にシャキシャキとした絶妙なアクセントを生み出します。続いて「天然醸造こいくち醤油らーめん」を試食。
こちらは一口スープを口に含んだ瞬間。油の香ばしい香がたまりません。野菜をじっくり炒めて作られた「香味油」は両方のラーメンに使われていますが、こちらのこいくち醤油らーめんは特にこの「香味油」の旨みを感じます。
こちらは生き上げ醤油という火を入れる前の醤油を使用、香りづけは高級醤油「濃紫」を。パンチと深みのあるガッツリ系王道スープです。どちらのラーメンも絶妙なバランスで、素晴らしい仕上がりでした。
醤油好きの筆者としても、自信をもって食べてもらいたい一杯がこの店にはありました。
詳細情報
- 店舗
- 桃栗さんねん柿はちねん
(たつの市龍野町富永1140−4)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 11:00~15:00(L.O.14:30)
※予約不可 - 定休日
- 火曜日
(第3火曜日、水曜日連休) - 駐車場
- 6台
- お持ち帰りラーメン
- 9:00~16:00
※前日までの予約販売 - お取り寄せ
- 全国にお取り寄せ配送可
(注文を受けてから製造し、真空パックにて自宅にお届け)
・うすくち醤油 普通 700円(税込)
・天然醸造濃口 普通 700円(税込)
(内容:スープ、自家製麺、ねぎ、チャーシュー、メンマ)
※容器代は別途 50円
※配送の目安は注文後、2、3日となっています