元町映画館（神戸市中央区）で11月4日から10日まで、特集上映「SILENT FILM LIVE #21」が開催されます。

1895年に映画が誕生してから最初の30～40年間はフィルムに音を付ける技術がなく、映画はスクリーンの横で奏でられる生演奏と共に楽しまれていました。「SILENT FILM LIVE」は、そのような当時の上映スタイルでサイレント映画を体験できる上映会です。

21回目を迎える今回は、暗闇に包まれた吸血鬼の恐怖を描いたドイツ発のドラキュラ映画『吸血鬼ノスフェラトゥ』、女海賊が襲ったある男に惚れてしまう爆笑コメディ『山猫リュシュカ』、伝説の女優グレタ・ガルボの代表作となる恋愛映画『肉体と悪魔』の3作品が上映されます。

『吸血鬼ノスフェラトゥ』

全ての回にアップライトピアノのライブ伴奏とアフタートーク付き。サイレント映画の伴奏を専門に活動する鳥飼りょうさんのピアノで、様々な映画の世界を楽しむことができます。

担当者は「映画の“古い”鑑賞法でありながら、いまのお客さまに“新しい”スタイルとして楽しんでいただいています。特に“ライブ感が楽しい”と学生さんなど若い世代のリピーターが増えているのも嬉しいです！生ピアノの迫力、ぜひ味わってみてくださいね！」と呼び掛けています。