旬の食材や地元の野菜を存分に味わえるイタリアンのお店があると聞きつけ、『炭火焼きワインバルPittini（ピッチーニ）』へ取材に行ってきました。

大久保駅から北に3分ほど歩いたところにあり、以前は夜の営業のみだった同店。コロナ禍を機にランチ営業を始められたそうで、小さな子どもを育てている世代も気軽にこちらのお料理を楽しめるようになりました♪

お店に着くと、気さくなシェフが出迎えてくださいました。シェフはイタリアでの修行経験もあり、お昼はパスタなどのお得なランチ、夜は炭火焼きのジビエやパエリアなどもメニューに並び、お酒とともにお料理を堪能できます。（もちろん、お昼もお酒を楽しめます！）

食材は兵庫県のものが中心に使われていて、野菜も多くが明石の大久保や神戸市西区など近郊のものと、地産地消のお料理を味わえるんです。「近くで獲れたもの、旬のものが美味しいから」とシェフ。

「PASTAランチ」1,650円（税込）

今回は、PASTAランチをいただきました。「Stuzzuchini（先出し）」「本日の鮮魚のカルパッチョ」「バケット」「本日のパスタ」の全4品です。

まずはStuzzuchini（先出し）から。

きれいに盛られたこちらは、ポテトサラダ。思わず「え？これさつまいもですか？！」と聞いてしまったほど、口に入れた瞬間に甘さを感じました。ベーコンが入っていて深い味わいなので、お酒にも合いそうです。

「本日の鮮魚のカルパッチョ」は、彩りがとてもきれいな一品です。トマトやにんじんで作ったお花も添えられているんです。かわいい♪

新鮮なサンマ、蛸、鯛が並びます。旬のお魚や地元の魚を使うようにしているそうで、タコと鯛が明石産。お昼から、こんな海鮮を味わえるなんて贅沢！

サンマは脂が乗っていて、口の中いっぱいに旨味が広がります。蛸は、明石産ならではのコリコリの食感で、茹で具合が絶妙なので程よい弾力。鯛も旨味が凝縮されていて、お野菜もいっぱいとることができ大満足の一品でした。

パスタは、数種類から選ぶことができます。この日は合わせて4種類のパスタとパエリアから選ぶことができたので、「丹波鶏と4種のキノコのトマトソース」をチョイス。パスタはレジネッテという縁がフリル状になったミドルパスタが使われています。きのこは、えのき、舞茸、しいたけ、しめじがたっぷり！

鶏肉は手羽元がゴロゴロと入っています。時間をかけて煮込んでいるので、スプーンで簡単にほぐれてびっくり！コク深い味わいは、丹波鶏ならでは。トロトロの軟骨ときのこの旨味がたくさん溶け込んだトマトソースがパスタに絡んで、とても幸せな味わいで、大満足なランチでした。

12月で開店から9年を迎える同店。「この先も、長く地元の人たちに愛されるお店にしていけたら」とシェフはおっしゃっていました。夜のジビエは佐用町産で、処理が丁寧なため苦手な人でも食べやすいそうなので、次はディナーでお邪魔したいです。