味・演出ともに素晴らしい、贅沢な天ぷらコースをランチで♪
北野坂にある『天ぷら辻』で人気のコースランチに舌鼓 神戸市
三宮の駅前エリアから山側に向かって歩くこと約10分、北野坂を少し上った先にある『天ぷら辻』に行ってきました。
外観は会員制の隠れ家的バーを思わせ、初見では天ぷら屋さんと気づけないかもしれません。
ディナーメインのお店ですが、火木土はランチも行っており、今回は人気の「辻天ぷらコース」ランチを注文。5,000円(税込)で、季節のお料理、お造り、天ぷら8品、しのぎ、季節のご飯、デザートのコースが楽しめます。
一品目の「季節のお料理」は可愛らしい木の容器に入って登場。
内容は季節や仕入れによって変わり、取材時は「白子の天ぷら入り酒粕スープ」「銀杏串」「オレンジとりんごと柿の白和え」「分葱(わけぎ)とモンゴウイカのぬた和え」「菊菜とセコガニのほぐし身の甘酢ジュレ」の5品でした。
大ぶりの白子は噛んだ瞬間とろけて、濃厚なコクと旨みが広がります。ふたを開けると燻煙がふわりと立ちのぼる演出も素敵でした♪
本日の「お造り」は今が旬の「寒ブリ」。味付けは塩とスダチのみで、香りづけのために表面を炭で軽くあぶっています。
続いて主役の「天ぷら」が登場。1品目は長崎県産「車エビ」で、天ぷらでは珍しい “みそ” 付きで揚げているのに驚きました。
ちなみにエビは生きたまま氷締めにして目の前でさばいてくれます。
2品目は「キス」の天ぷら。サクサクの衣とふわふわの身が織りなす食感のコントラストが心地よく、菜箸で衣を飛ばし付けることで “トゲトゲ” を作る職人技があってのおいしさでした。
続いて、農家さんに直接出向いて仕入れている新鮮野菜を使った天ぷらが4品続きます。
筆者のイチオシは低温でじっくり揚げた「南瓜(カボチャ)」。繊維感が皆無で、とろとろの口当たりと、サツマイモにも負けない甘さの虜になりました。
次にいただいたのは珍しい「シタビラメ」の天ぷら。皮の部分にだけ衣を付けて揚げることで、身の水分が飛びふっくらとした仕上がりになるんだそう。
ここで “しのぎ”の「にゅう麵」が登場。エビの殻から出汁をとった上品なスープの中にはエビのみそも入っており、コクのある味わいが口の中で広がります。
天ぷらのラストを飾ったのは「牡蠣」。プリプリの身から旨みの詰まったエキスがあふれ出し、口の中はヘブン状態に♡
牡蠣の余韻に浸っていると、目の前に大きなお釜が差し出されました。
中身は締めのご飯で、本日は「サバとネギの生姜のご飯」でした。炭焼きにしたサバの香りがこの期に及んで食欲を刺激してくるのがニクい…!
最後にデザートの「バニラアイス」をいただいてコースは終了。
余談ですが、女子トイレのアメニティの質・量もハイレベルでした(笑)。
「料理の本質はサービス業。様式ではなく、お客さんを喜ばせることにこだわりたい」と語る今西さん。料理だけでなく得意のトークでも日々お客さんを楽しませてくれるので、訪れた際はカウンター席をオススメします♪
詳細情報
- 場所
- 北野坂 天ぷら辻
(神戸市中央区中山手通1丁目22-16)
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- 月曜日、水曜日、金曜日
18:00~24:00(料理L.O.23:00、ドリンクL.O.23:30)
火曜日、木曜日、土曜日
11:30~14:00(料理L.O.12:30、ドリンクL.O.13:30)
18:00~24:00(料理L.O.23:00、ドリンクL.O.23:30) - 定休日
- 第1月曜日、日曜日
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