もうすぐお月見!心踊るかわいい和菓子をおともに
垂水にある老舗『御菓子司 杵屋総本店』の季節を感じる和菓子をいただきました 神戸市
暑い日が続きますが、ふとした瞬間に秋を感じることも増えてきました。垂水駅の近くに、季節を感じる和菓子が揃うお店があります。『御菓子司 杵屋総本店』(神戸市垂水区)は、今年で創業118年を迎える老舗和菓子店です。
垂水駅近くの商店街の中にある同店。行き交う人が立ち寄ってはお菓子を買っていく、地元で長く愛されているお店です。
ショーケースには色鮮やかな和菓子が並んでいます。およそ10種類の練り切りをはじめ、20種類を超える生菓子がずらり。どれも美しく、美味しそうで目移りしてしまいますが、ひときわかわいらしいうさぎモチーフのお菓子に目が止まりました。
なんてかわいいんでしょう!9月はお月見にちなんだお菓子が勢揃い。食べるのがもったいないくらいのかわいさですが、写真に収めて、いただきます。
しっとりとして上品な甘さの練り切り。見た目の繊細さはさることながら、滑らかな口当たりと柔らかな甘さに、口にした後にも繊細さを感じます。
ふわっと柔らかな皮に包まれたたっぷりのこし餡。皮と餡のバランスが絶妙なお饅頭は、子どもから大人まで食べやすく、お土産にもぴったりです。
同店で使われる餡は、代々引き継がれている技法と配合で作られているそう。お菓子の種類に合わせて一種類一種類、固さや舌触りを確認しながら丁寧に作られているとあって、“餡子ファン“も多いのだとか。
「杵屋さんといえば最中」と言う人もいるほど定番の「垂水名物平磯もなか」は、餡子を味わうのにぴったりのお菓子です。つぶ、こし、柚子餡の三種類があり、薄い最中と餡子のバランスは計算し尽くされています。持ち帰って食べるタイミングに、一番美味しく食べられることを考えて作られているのだそうです。
「季節感を大切にしています」と店主の林さん。伝統を守りつつ、新たな素材やデザインも取り入れられた和菓子は、四季や昔ながらの行事だけでなく、現代風の季節の移ろいをも感じさせてくれます。お月見の後にはハロウィン、クリスマスなどをモチーフにしたお菓子も登場予定だそうですよ。
今年のお月見は9月29日。日にちが近づくと、店頭にはお月見団子も並びます。かわいくて美味しい和菓子とともにお月見を楽しむ。伝統行事に思いを馳せながら、“今風のお月見“を楽しむのもありではないでしょうか?
詳細情報
- 場所
- 御菓子司 杵屋総本店
(神戸市垂水区神田町4-7)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 9:00~18:00
- 定休日
- 日曜日
- TEL
- 078-707-2767
※商品の予約が可能です