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今世界が再注目!中央アジアが生んだ早世の天才
元町映画館「再発見!フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅」神戸市
元町映画館(神戸市中央区)で9月30日から10月13日まで、フドイナザーロフの作品を一挙公開する特集上映「再発見!フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅」が行われます。
日常の小さな冒険やちょっとした驚きをユーモアですくいとり、中央アジアのおおらかな大地にファンタジックな世界を生みだしたバフティヤル・フドイナザーロフ監督。
2015年に急逝し、久しくその名を聞く機会がありませんでしたが、2022年ヴェネチア国際映画祭で『少年、機関車に乗る』が上映されたのを機に世界的にフドイナザーロフが再注目されることに!中央アジア・タジキスタンが生んだ早世の天才・フドイナザーロフの作品群を、世界に先駆け一挙公開する特集です。
今回上映されるのは、数々の国際映画祭でグランプリを受賞したフドイナザーロフ監督26歳のデビュー作『少年、機関車に乗る』(2Kレストア版)をはじめとする5作品。
内戦下のタジキスタンを舞台に不器用な二人の恋をみずみずしく描いたラブ・ストーリー『コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って』(4Kレストア版)、見知らぬ男との子どもを宿してしまった少女と、その家族に巻き起こる騒動を描いたファンタジー作品『ルナ・パパ』(4Kレストア版)。
そして、フドイナザーロフが初めてタジキスタンを離れ、クリミア半島を舞台にした作品『スーツ』(日本劇場初公開)、半世紀で10分の1にまで干上がったカザフスタンとウズベキスタンにまたがる大湖・アラル海を舞台に、監督の思いが投影された壮大な夢の物語『海を待ちながら』がラインナップしています。
また、同特集の公開を記念して、9月30日の『少年、機関車に乗る』16時30分の回上映終了後には、ロシア映画紹介者・扇千恵さんによるトークイベントも開催決定。
<記者のひとこと>
内戦中も映画を撮り続け、6本の長編映画を遺し49歳の若さで急逝したフドイナザーロフ。内戦下でも笑い、怒り、恋し、旅に出る…その愉快で切ない夢のような物語は、普遍的なきらめきを放ち、世界中のファンを魅了します。
詳細情報
- 期間
- 2023年9月30日(土)~10月13日(金)
- 場所
- 元町映画館
(神戸市中央区元町通4丁目1-12)
GoogleMapで探す - 上映スケジュール
- こちらから
- 料金
- 一般 1,700円、学生 1,000円
シニア(60歳以上)1,200円
障がい者 1,000円(同伴1名まで1,000円)
※水曜はサービスデーで1,200円
※月・金曜は2名以上で「いっしょ割」1,200円
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