まさに夢と現実の狭間!横尾ワールドの源泉に触れる
横尾忠則現代美術館で「Yokoo in Wonderlandー横尾忠則の不思議の国」開催 神戸市
横尾忠則現代美術館(神戸市灘区)で9月16日より「Yokoo in Wonderlandー横尾忠則の不思議の国」が開催されます。12月24日まで。
同展は、横尾忠則氏の作品のなかの「不思議」に焦点をあて、現実の延長にあるもうひとつの世界をルイス・キャロル作『不思議の国のアリス』及び『鏡の国のアリス』になぞらえて紹介するもの。
横尾忠則氏が希求し創り出した「不思議の国」を、1970年代から1990年代を中心とした絵画、版画、ポスター、テクナメーションなど、約150点もの作品から探ることができます。

第1章「不思議の国」では、アリスがウサギの穴に飛びこむ場面を彷彿とさせる《脈絡》など、地底や海中、宇宙を舞台にした作品群が異世界へと誘います。

第2章では「鏡の国」と題し、鏡を使用した作品やミラーイメージを用いた作品が登場。鏡の破片のコラージュや反転した鏡文字を多用することで、実像と虚像が入り乱れる狂気の世界を展開します。

そして、第3章「夢の国」では、横尾氏自身が見た夢をもとに描いた《夢枕》の原画全43点を一堂に展示します。
10月7日、11月18日、12月16日には学芸員と会場を巡る「ギャラリーツアー」も開催。いずれも14時から14時45分までで、同館内オープンスタジオに集合。参加費は無料(別途展覧会チケット要、高校生以下は無料)です。
<記者のひとこと>
観る者の心をえぐるような横尾画伯の強烈な作品は、いつの時代も色褪せず、新鮮でアバンギャルドに映ります。この偉大な天才は兵庫県西脇市の生まれだそうで、同郷として誇らしいですよね。
詳細情報
- 開催期間
- 2023年9月16日(土)~12月24日(日)
- 場所
- 横尾忠則現代美術館
(神戸市灘区原田通3丁目8-30)
GoogleMapsで探す - 開館時間
- 10:00~18:00
※入場は17:30まで - 休館日
- 月曜日
※ただし9月18日(月・祝)と10月9日(月・祝)は開館、9月19日(火)と10月10日(火)は休館 - 観覧料
- 一般 700(550)円
大学生 550(400)円
70歳以上 350(250)円
高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体割引料金