明石駅から徒歩5分ほどのところにある『野菜とスパイスのカレー屋　ナチュール』では、生姜と野菜たっぷりのスパイスカレーが味わえます。

オーナーの柴田由香さんは、間借り営業を経て、4年前に同店をオープンされました。

「健康な体と心は食事から作られる」という思いで、野菜をたくさん食べてもらうためにカレー屋さんにしたんだそう。カウンターのみのお店は、お客さんとの距離も近く、来客が少ない時間に来店しお話を楽しむ方もいるんだとか。

「わんぱくカレー」1,300円（税込）

今回いただいたのは「わんぱくカレー」。2種類のカレーとハンバーグ、そしてチーズがトッピングされています。お店の常連さんにいつもこのトッピングを楽しむ方がいて、ボリューム満点なので「今日もわんぱくやね！」と言いながら出していたのが始まりだそう。

スパイスの風味の中にも甘みを感じられる「オリジナルチキンカレー」。お肉がたっぷり入っていて、ショウガの味がジワーっと口の中に広がります。いろんな味が混ざり合って、深いコクを感じるカレーです。

こちら側が「旬野菜とポークのキーマカレー」。一口食べると、ガツーンとしたスパイスの風味を存分に感じることができます。ショウガの風味と苦味、そして辛味を感じる、チキンカレーとは全く違う味わいです。たまねぎとにんじん、ピーマンが溶け込んでいて、水分を加えていない分、辛味も強く感じるんだそう。

どちらも、ショウガの味がたっぷり入っていて、市販のカレールーに多く含まれる油脂や小麦粉を使っていないので、食べ終わったあともスッキリで胃もたれもしにくいんだとか。チキンカレーの方が注文が多いそうですが、私はキーマカレーが好きかも。

トッピングのハンバーグは、とても分厚くて食べごたえ抜群です。薄切り肉をお店で挽いているので、お肉の味を存分に楽しめます。スチームオーブンで火を通しているのですごくさっぱりしていて、カレーと一緒に食べると、風味がより豊かになります。

チーズが辛味をマイルドにしてくれるので、辛さが苦手の方にはチーズトッピングがおすすめです。どうしても辛味が苦手な方には、メニューにはありませんが温泉卵をトッピングすることもできるんだそう。人によって柔軟に対応してもらえるのも、このお店の魅力です（私も初めての来店時、メニューには無いトッピングなしのあいがけカレーにしてもらいました）。

付け合せのピクルスも人気です。今回はきゅうりとプチトマト。特にプチトマトのピクルスは、噛むとトマトの甘みと酸味が重なり合って、すごく美味しいんです。

一つ一つ皮を向いているので「作る労力のわりに、食べるのは一瞬で割に合わないんです（笑）」と柴田さん。

食べ終わると、身体がポカポカ♪元気になった気がしました。お客さんには、風邪を引きそうだなと感じると決まって来店する方もいるそうです。柴田さんが「いってらっしゃい！」と送り出してくれ、さらに元気になれる素敵なお店でした。