おいしいパンを食べてSDGsに貢献
『BAKERY 802(ベーカリーハチマルニ)』で明石ならではのパンを味わいました 明石市
Instagramで見つけた気になるパン屋さん『BAKERY802(ベーカリーハチマルニ)』に行ってきました。
西明石駅からは歩いて15分ほど、明石市公設地方卸売市場のすぐそばにあります。

こちらの魅力は、パンの種類が豊富だということ。すべて合わせると、80種類にもなるんだそう。ハード系のものや、おやつパン、お酒に合いそうなものなど、どれも美味しそう♪

今回いただいたのが「明石鯛ドッグ」。ソテーした鯛が大胆にサンドされている、明石ならではのパンなんです。鯛はプリッとしていて、旨味が凝縮されています。ドライトマトの酸味ともよく合う、贅沢な一品。鯛をパンとともに味わうのは初めてでしたが、もちもちのパンとの相性もよく、食べごたえがありました。
明石は全国的に有名な鯛の漁獲地ですが、夏の時期は海から引き上げる際に水温差で弱ってしまい、売値がつかずに廃棄となってしまうものもあるんだそう。市場が近いこともあり、その鯛をパンに活用できないかと市場関係者から話があったのがきっかけだといいます。おいしくて、フードロスを減らすことができ、SDGsに貢献できるパンです。

「明石鯛ドッグ」に使われているパンが、「玄米ソフト」です。通常のパンは、小麦の量に対して60〜70%の水をいれますが、このパンはほぼ同量の水を使うんだそう。扱うのが大変で手間がかかりますが、モチモチ食感が生まれます。
さらに、練り込まれた「焙煎玄米」が水分を含んでプチプチとして、食感のアクセントになっています。この焙煎玄米も、明石の会社「エムズひょうご」とのコラボレーションの一つ。
小麦の豊かな風味を感じることができる「玄米ソフト」ですが、おかず系の食材、甘い食材、どちらとも相性がいいんです。
こちらの「Sakeフルーツバター」。酒粕に漬けたドライフルーツとバターを合わせたもので、明石市内にある『明石酒類醸造&海峡蒸溜所 ビジターセンター』で出た酒粕を使用しています。

軽くトーストした玄米ソフトにこのフルーツバターを塗ると、一気にパンがケーキに変身するんです!熱々のトーストの上でほんのり溶けるバターがパンに染み込み、噛むと口の中いっぱいに甘い香りが広がります。朝から贅沢で、幸せな気分を味わうことができるアイテムです。さらに、現在は酒粕を使用したチョコレートも開発中なんだそう。
明石出身で店主の濵西宏さんは、「これからも明石のお店としてできることはやっていきたい!地域に根ざしたお店にしていきたい」とおっしゃっていました。今後も、明石ならではのパンの登場が楽しみです。
詳細情報
- 場所
- BAKERY 802(ハチマルニ)
(明石市藤江1053-2 馬田マンション 1F)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 7:00~19:00
- 定休日
- 水曜日
- TEL
- 078-940-6621