和菓子、こんなに美味。今も未来も愛される菓子!
多くの人を魅惑する和菓子舎 『若桜』に行ってきました 姫路市
姫路市飾磨区矢倉町にある30年近く続く和菓子舎『若桜』に行ってきました。
英賀保駅から南に下り、英賀清水交差点を右折して直進、ウエルシアの反対側にある建物の1階です。紅いろの看板と、緑の植物が目印のお店です。
店内は、訪れた人がゆっくり商品をみることができるように煎餅・金平糖・和三盆など日持ちする菓子と、生菓子が分かりやすく並べられています。迷ったら長年和菓子の販売に携わる奥様に相談しながら、実物を見ながら一つからでも購入できるのは嬉しいですね。
筆者が目を奪われたのは、生菓子の数の多さとその美しさ。生菓子は、地域の人や子ども達がいつ訪れても菓子を通して季節を感じるようにと、四季折々に変化します。とにかく細部まで美しく、味も絶品♪
上生菓子「水辺」の豆は、6日以上かけてひびが入らないように、火加減を気にしながら炊き上げており、その豆を壊さないように盛り付けてやっと出来上がる1品です。粒あんを苦手だった筆者でも「粒がこんなに美味しいなんて」と感動!アッという間に完食しました(笑)
和菓子に大切な餡は、粒あん・こしあんをはじめ白あんなど多くの種類があります。それらを彩りや季節感など一つ一つ組み合わせて丁寧に作られています。どの餡も、一度食べると忘れられない味。この味を求めて多くの常連さんが来られるのも納得ですね。
「キウイ大福」は、夏の暑くなってくる時期にも少しさっぱりできる美味しい和菓子を作りたいという思いから考案された一品。冷やして食べるのに、餅は柔らかく、甘酸っぱいキウイとこし餡の相性が抜群でした♡
店主が長年考えて出来上がった、黒糖入りの「笑びもち」。一口食べると、プリプリの食感で、きな粉と黒糖の甘さとほんのりした香りに感動。美味しいのに、健康にも良い黒糖が利用されているなんて、得した気分ですね♪
夏の人気菓子「水まんじゅう」は、ぷるぷるで一口食べると食感・上品な甘さが癖になります。4個セットでこしあんと煎茶あん2種類の餡がたのしめるのも魅力の一つです。
「和菓子のことしか考えず、特別なことはしていないんです。出来上がるまでに何年もかかる品もありますが、ふとしたことでアイデアが出てくることもある。今日は、時間があったので春と秋の生菓子を作っておきました」と話す店主の谷端さん。
和菓子の美しさを引き立てるお皿の数々は、「少しでも四季の和菓子を喜んでもらえたら」と奥様が選んでいるそうです。息ぴったりのご夫婦が贈る、お客さんに対するホスピタリティの高さに感動!
「若桜」という店名は、当時和菓子職人として若かった店主が、和菓子の世界では「若増」であること、スタートにふさわしい「桜」という意味、鳥取の美しい街、若桜地方にちなんで名付けられました。
今ではこの道55年の店主谷端さんと奥様の和菓子を食べる人への愛情に満ちています。こんなに素晴らしい本物の和菓子を一人でも多くの人に味わって欲しいと思う筆者なのでした。
詳細情報
- 場所
- 和菓子舎 若桜
(姫路市飾磨区矢倉1丁目83-1)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 9:00〜19:00
- 定休日
- 水曜日
- TEL
- 079-239-8675