毎日安心して食べられるふわふわもちもちのパン
『KOME PANTRY』の生米からつくるパンを食べてきました 芦屋市
国道2号線の上宮川交差点から宮川沿いに北へ延びる “宮川けやき通り”沿いにある『KOME PANTRY』は、5月18日にオープンした生米パン専門店です。 [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
生米?と不思議に思う人もいるかもしれません。生米パンは米粉ではなく、生のお米からパンを作ります。新鮮なお米を使うことによって、やさしい甘みや、ふわふわでもちもちの食感が楽しめるのだとか。
店内に入るとお米のいい香りがふんわりと迎えてくれました。木のぬくもりを大切にした飽きのこないナチュラルな内装は、いつまでもたくさんの人に愛されるお店でありたいという想いが現われているようにも感じます。
食パンは「生米パン」「黒豆パン」「玄米パン」「日本酒フルーツ」「ごろっと黒豆パン」の全5種類が用意され、まずはシンプルな「生米パン」をいただきました。
パンには地元・兵庫県で作られたJAS有機農産物および転換期間中有機農産物の山田錦の酒米が使われているとのこと。パンの袋に顔を近づけてみると、やさしいお米の香りが鼻をくすぐります。
ふわっ、そしてしっとりだけど食感は軽やか。お米の香ばしさは国籍を問わず、毎日の食事に取り入れやすい味わい。お米なので一切れでも意外に食べ応えがあります。
お店を監修した<リト史織>さんは、生米パンやスイーツを開発した知る人ぞ知るヴィーガン料理家です。多数の書籍を出版し、商品開発なども手掛ける人気料理家が初監修するとあって、まだオープンして間がありませんが、全国からファンがやって来るのだそう。
偶然この日来られたお客さんは、なんと愛媛の米農家さん!おじい様の時代からお米を作り続けていますが、日本人のお米離れをなんとかしたいと訪ねて来られたのです。「お米の美味しさを生かした生米パンを自分でも作れるようになって、お米の素晴らしさを広めたい」と話してくれました。
日本の米の消費量は年々減少し、大切な食文化が衰退していくのは悲しいこと。それならと、新しいお米の食べ方として生米パンやスイーツの提案をしてくれる同店の取り組みは素晴らしいと思いました。
つくり手がわかる素材にこだわる姿勢も嬉しいですね。誰もが幸せに、毎日安心して食べられるパンをつくり続けて欲しいと思います。
- 場所
- KOME PANTRY(コメ パントリー)
(芦屋市東山町5-10 )
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