六甲の古民家カフェで生糀で焼くパンやスイーツを
4月18日グランドオープン『KOUJI Labo. PARTAGE』に行ってきました 神戸市灘区
元町の山本通店や神戸大丸で生糀を使ったパンやスイーツを販売してきた『KOUJI Labo.PARTAGE(コウジラボ パタジェ)』が、4月18日に六甲でカフェをオープンするとのことで、プレオープン期間に行ってきました。
場所は阪急六甲から5分ほど歩いた山麓線沿いの古民家。もともと別のカフェとして親しまれていた古民家をそのまま引き継ぎ、緑いっぱいの明るい庭や建物内の木の風合いを残して営業されています。
入口を入ったところにあるテーブルには、生糀を使ったパンがずらりと並びます。取材日は、プレミアム生糀パン、全粒粉100%生糀パンを始め、黒豆やドライフルーツ、ハーブ入りの5種類のパンがさまざまなサイズでラインナップ。全粒粉の生糀パウンドケーキ(アールグレイとクランベリー)や生糀フィナンシェ(ハチミツ、抹茶)もあり、どれも魅力的。
糀菌のチカラで生地を発酵させて焼くので、食感はもちもちでしっとり!また糀そのものが持つ優しく自然な甘さを活かし、砂糖を使わずに焼き上げているので、小麦や糀の香り、味もしっかり感じられます。
冷蔵のショーケースには、京都の平飼い卵を使った「生糀プリン」や、エクアドル産有機チョコを使って甘さを抑えた「グルテンフリーのガトーショコラ」など、4種類が揃っていました。パンやスイーツのラインナップはどんどん変わっていくそう。生糀も購入できます。
ショップのドアから庭に降りるとカフェスペースです。庭には10席ほどのテーブル席が、建物内はソファ席やテーブル席が3部屋に分かれて配置されています。
光がたっぷり入る窓際の席やどっしりとしたソファー席、また絵本の本棚横の席や大きなダイニングテーブルの席など個性豊かな26席。どこに座ってもそれぞれの良さがあり、ゆったりとくつろぐことができそう。
「ホットコーヒー」550円(税込)
庭に面したソファ席で「いちじくと米粉のファーブルトン」をいただきました。”ファーブルトン”はもともとフランスブルゴーニュ地方のお菓子。
同店では牛乳に米粉や糀を入れた生地をオーブンで焼いているそうなのですが、カヌレに似た風味ともちもち食感に、ドライいちじくが優しい甘さを加えてくれます。萩原珈琲の苦みの効いたホットコーヒーとの相性も良く、癒されました。
これからの季節にピッタリなのが「生糀ソーダ」。底に沈んだ糀をかき混ぜて飲んでみると、程よい甘さと濃いお米の香りが感じられて、とても爽やかなドリンクでした。
代表の中村さんは「普段から体にいいものだけを取らなきゃ!とストイックにがんばる必要はないし、難しいと思います。何か一つだけ取り入れてみたり、ここに来て発酵や糀を身近に感じてもらえれば」と語っていました。
当面の間、店内でいただけるのはスイーツとドリンクのカフェメニューのみですが、ゆくゆくはモーニングやランチも始める予定だそう。糀を使ったどんなメニューが登場するのか楽しみです!
詳細情報
- 店舗
- KOUJI Labo.PARTAGE(コウジラボ パタジェ)
(神戸市灘区山田町1-1-22)
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※駐車場 3台有 - 営業時間
- 11:00~17:00
- 定休日
- 日曜日、月曜日
- TEL
- 078-291-1119