高知愛あふれる店主ですが…実は神戸出身!
3月9日に2店舗目をオープン!高知の鰹を使った漬け丼店『こじゃんと』に行ってきました 神戸市中央区
3月9日、サンプラザ地下にある高知の鰹を使った漬け丼店『こじゃんと』が2店舗目をオープン!県内にいても四国や九州の料理を楽しめるお店が増えている中、料理とこの場所へのオープンに込められたこだわりとは?高知にゆかりのある記者が伺ってきました。
今回新たにオープンしたのは神戸市中央区の生田川沿い。店名の「こじゃんと」は、「すごい」「たくさん」などという意味の土佐弁です。三宮駅からは少し離れていますが、近くにはオフィスが立ち並びます。
中に入ると出迎えてくれるのが、高知ではそこらじゅうで見かける県観光PRのぼり。高知に住んでいたことがある私は「そこまでするか!」と笑みがこぼれた一方で、なんだか懐かしい気持ちに。「その土地らしさ」とは、意外とこういうところから始まるのかもしれません。
店内にも波に乗るような鰹のイラストや、天井からはよさこいで使用する「鳴子」が降り注ぐように飾り付けられています。これらは全てオーナーの山田さんが生み出したものなんだとか。
雰囲気満点の中いただけるのが、全国丼グランプリで金賞を受賞したこともある「土佐丼」。高知直送の新鮮な鰹や鯖(今の時期は鯛)を、高知の全ての蔵を巡って選び抜いたという醤油や柚子酢などを、さらに調合したこだわりのタレに漬け込みました。
刺身は高知の鰹の中でも上質なものを使用。筋っぽさもなくもちもちで、柚子の香りが鼻に抜ける爽やかな味わいがたまりません。また一緒に食べるネギや玉ねぎ、フライドオニオンが「本当に漬け丼?」と思うほどザクザク、シャキシャキの食感でした。
また、漬けの上にふわっふわのシラスを乗せた「土佐盛り丼」もあります。こちらも、磯の香りがさらに贅沢でした。
高知愛あふれる山田さん。高知出身かと思いきや…。「僕、生まれも育ちも神戸なんですよ。」と一言。17年前に高知を訪れた際にそのおもてなしの心と食材のおいしさに感動したといいます。「自分が感動した気持ちそのままに、地元の人でも気づかないような高知の食材のおいしさを伝えたくなったんです」とのこと。
おもてなしの心は山田さんから神戸に。山田さんは「頑張っている社会人を応援する」をモットーに、できるだけ早く、安く、「お昼からも頑張ろう」と思ってもらえる味わいを追求。オフィスが並びサラリーマンが利用しやすいという理由で、この場所でのオープンも決断しました。
「何となく食べてみたい」「旅行で食べておいしかった」「出身地の食べ物が恋しい」など、お客さんも作り手も、料理にはせる思いはきっと様々。熱い思いが、1人また1人と幸せな食事を通じてつながります。
詳細情報
- 場所
- こじゃんと 生田川店
(神戸市中央区磯上通2-2-25 グランドメゾン三宮104)
GoogleMapで探す - 営業時間
- 11:00~15:00
- メニュー
- ●土佐丼
小盛り 680円
並盛り 780円
ご飯大盛り 880円
鰹だけ倍 980円
ダブル 1,080円
●土佐盛り丼
小盛り 780円
並盛り 880円
ご飯大盛り 980円
鰹だけ倍 1,080円
ダブル 1,180円