神戸港を見守る日本で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」

神戸メリケンパークオリエンタルホテル「灯台の一般公開」神戸市中央区

神戸メリケンパークオリエンタルホテル（神戸市中央区）は、1995年の阪神・淡路大震災で被災した旧オリエンタルホテルから受け継いだ日本で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」を11月1日に一般公開します。

15時から17時まで開場され、予約不要、無料でどなたでも参加可能。当日は灯台のあるホテル最上階からの眺望が楽しめます。また、灯台とともに旧オリエンタルホテルから引き継いだ「昭和天皇の歌碑」も設置されています。

この灯台は、日本で唯一ホテルに立つ公式灯台として海上保安庁から正式に認可を受けており、27年にわたり神戸港を見守り続けてきました。

1964年（昭和39年）、旧オリエンタルホテルが神戸市中央区京町に移転した際「港町、神戸のシンボルに」と日本で初めてホテルの屋上に設置されましたが、1995（平成7）年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で旧オリエンタルホテルは被災し休止をやむなくされました。

しかし、同年7月に開業が決まっていた神戸メリケンパークオリエンタルホテルへの継承が決定。1995年（平成7年）7月7日、神戸メリケンパークオリエンタルホテルのオープニングレセプションの日、午後7時7分777発の花火とともに灯台は点灯を再開したのだそう。その日から灯台は、一日も休むことなく神戸港を行き交う船の安全を見守り続けています。

＜記者のひとこと＞
ぜひ訪れた際はホテル正面玄関に再設置された2体の巨大な「鬼瓦」もお見逃しなく！

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