毎日でも食べたい！激選素材で作るスクエア型の焼き菓子

小さなお菓子屋さん「きょうのおやつ」実食レポ　西宮市

「きょうのおやつ」（西宮市）は、激選素材を使って作る焼き菓子がプチサイズ＆リーズナブルだと話題の小さなお菓子屋さん。2020年12月にオープンして以降、多数の雑誌等に掲載され人気店に。なにやら「四角い形のお菓子」があるらしい！？と気になったので早速お店へ行って来ました。

場所は、阪急西宮北口駅と阪急夙川駅の間、阪急夙川サンらいふの1区画にあります。


店頭ではガラスのショーケースに、カップケーキやクッキーなどの焼き菓子がずらっと並んでいます。「全部美味しそう、どれにしようかな〜」と悩んでいると、店員さんが小窓からひょっこり出てきてくれました。

初めてお店へ入る時、結構勇気がいるって人は少なくないはず。お店へ入らず、焼き菓子を購入できるので気軽な気持ちで来店することができます。

現にその気軽さから、お子様1人で買いに来られることも多いんだとか。中には、初めてのおつかいデビューが同店だというお子さんも。オーナーさんに伺うと「もともと保育園で働いていたスタッフも多いんですよ」と教えてくれました。なるほど、店員の皆さんもお子さんの対応に慣れている方が多いんですね。

そんな同店のオーナーは、長年パティシエとして洋菓子店に勤めていました。自身が子育てをしている中で"おうちで手作りするようなお菓子を1個からでも気軽に買える店がないものか"と考え、お店をオープンしました。普段使いできるようにと、お子さんでも食べやすいプチサイズ＆リーズナブルなお値段、安心して食べられる素材を激選し、毎日ひとつひとつ丁寧に作っています。

オススメを聞いて注文すると、店員さんが可愛い袋に入れてくれました。袋も可愛いのでお子さんや自分用にだけでなく、お持たせや手土産のシーンでも利用できますね。

プチサイズなのでいろんなバリエーションを少しずつ楽しめるのが嬉しい。"ちょっとずつを何種類も"という大人女子の夢を叶えてくれます。
スクエア各280円（税込）
ずっと気になっていた四角い形が特徴の「スクエア」各280円（税込）。オーナーさん自身も大好きだと言う台湾のパイナップルケーキからヒントを得て作られたこちらは、白あんをクッキー生地で包んだ同店オリジナルの焼き菓子です。種類はパイナップル・バニラミルク・レモンなどの定番商品と、白桃・栗の渋皮煮・抹茶などの期間限定商品があります。
手前が抹茶味、奥がパイナップル味のスクエア
1番人気は「パイナップル」、なんとこのパイナップルのあんは、水飴と砂糖と一緒に6時間も煮込んでるんです。これは、自宅で真似しようと思っても真似できない。本場台湾のパイナップルケーキは日本人だと甘いと感じる人も多いため、パイナップルは程よい甘味と酸味が感じられるものを選びました。

いくつものお店のあんこを試して、素材にこだわっていることで有名な「松原製餡所」（神戸市）に決めました。クッキー生地のサクサクとした食感に、パイナップルあんのフレッシュな酸味、激選されたあんこの上品な甘味が口いっぱいに広がります。さすが6時間の手間をかけているのも納得、繊維質なパイナップルとは思えないくらい口当たりが滑らか。

よりサクサク感が感じられるから焼き立てがオススメ。以前は焼き上がり時間を決めていましたが、最近は時間を決めずランダムに。来店時に焼き立てに出会えた方はラッキー、店員さんが「焼き立てもありますよ」と教えてくれるみたいです。

もちろん時間が経ってからも美味しくいただけます。一度、冷蔵庫で冷やしてから食べるとサクサク感が復活し、中の餡がひんやりして美味しく食べることができました。日持ちは10日〜12日程度。
左：しましまクッキー、真ん中：ジャムクッキー、右：バニラクッキー　各350円（税込）
おやつにぴったりな「クッキー」各350円（税込）もオススメ。しましまクッキー・バニラクッキー・ジャムクッキーの3種類です。
ジャムクッキー（いちご味）
子ども人気NO.1は、ジャムクッキー（いちご味）。オーナーさん自身がおうちのおやつとして作っていたもので、お子さんの友だちも皆このクッキーが大好きなんだとか。国産小麦を使用し、材料は余計なものが入っていないので安心して食べることができます。いちごジャムのほんのり感じる酸味と、しっとりサクサクな食感。素朴だけど気づけば手が止まらなくなる、魅力的なクッキー。日持ちは20日〜25日程度。
左：くるみいちじく、中央：ショコラ、右：ラズベリー
カップケーキ各180円（税込）
大人も思わずトキメクのが「カップケーキ」各180円（税込）。フォルムがコロコロしてて可愛いんですよね。

このサイズ感が伝わりますでしょうか？カップケーキって通常のお店だとボリューミーで重めな印象ですが、こちらは「ちょっと、甘いもの食べたい」っていう時に最適。バターの香りと、しっとり感がたまりません。"ちょっと"なんて言いながら、気がついたら全部食べちゃっているかも。お誕生日用に生クリームをデコレーションして欲しい、と言うお客さんからのオーダーにも対応されていました。（事前予約が必要）


オーナーさんは自身のお菓子を「ケーキ屋さんと家で作るお菓子の間くらい、洗練されていない感じが良いと思うんです」と評価。実際には、時間や手間、素材選びに妥協はなく、その姿はプロそのもの。今後もハロウィーンなどに向けて季節感ある新商品が続々登場予定です。「今日は、どんなおやつがあるかな？」とワクワクしながら、皆さんもお店へ行ってみてくださいね。

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