大学生が開発！“海とハーブ”をテーマにしたスイーツ＆雑貨

早駒運輸と神戸親和女子大学が新商品を共同開発

クルーズ船『boh boh KOBE』を運航する早駒運輸株式会社（神戸市中央区）と『神戸親和女子大学』（神戸市北区） の心理学科が、「海」と「ハーブ」をテーマにした新商品を共同開発しました。

商品は7月22日よりboh boh KOBEの船内で販売されています。発売に先立って行われた商品発表会に参加してきたので、その模様をお届けします～。
クルーズ船「boh boh KOBE号」
発表会は商品が販売される「boh boh KOBE」の船内で行われました。クルーズ船で発表会とは、なんともお洒落です。
（写真中央）神戸親和女子大学・三井学長
冒頭の挨拶では、神戸親和女子大学の三井学長から新商品開発に対する思いが語られました。今回のプロジェクトはこれまでインターンシップの構築や、早駒運輸が支援する女子ラグビーチーム「神戸ファストジャイロ」との連携協定など、共同で様々な取組を行ってきた中で、産学連携で神戸を元気にできないかという思いがあり、「海の力で神戸を元気に ハーブの香りで心に癒しを！」をテーマに商品開発を行ったそうです。

連携協定は「スポーツ振興」「教育の充実・発展」「社会で活躍する女性の育成」「地域活性」を目的に締結されたもので、神戸の街に元気と癒しを届けたいという思いのもと、今後も様々な共同事業を進める予定なんだそう。
早駒運輸株式会社 代表取締役・渡辺社長
三井学長の挨拶に続き、早駒運輸の渡辺社長による挨拶が行われました。「神戸ファストジャイロだけでなく、会社と大学としても一緒に何かをしたい！」と、渡辺社長から大学に声をかけたことをきっかけに、今回の連携プロジェクトが実現したそうです。
新商品の説明を行う、神戸親和女子大学 心理学科 3年生の山口さん
お二人の挨拶が終わると、新商品の開発秘話の発表が行われました。今回のプロジェクトで心理学科の学生さんたちは、約10ヶ月もの長期間にわたって商品開発に取り組んだそうです。商品化の過程で様々な壁にぶつかり、時には厳しい指摘も受けながら、へこたれず商品を完成させた学生の皆さんはすごい！

プロジェクトを監督した心理学科の辻川先生も「最初は発表が終わるとヘロヘロだった学生たちも、回を重ねるごとに成長し、最後にはすごくテキパキと行動できるようになりました」と、学生さんたちの頑張りを誇らしく語っていました。
「マリンフロートサシェ」500円（税込）
そうして開発された商品がこちら！「マリンフロートサシェ」は、室内に飾ることでハーブの香りが部屋を優しく包み込んでくれるインテリア雑貨。

船に常備されている救命具の「浮環（ふかん）」をモチーフにし、貝殻やハーブがデコレーションされています。boh boh KOBEの船体に使用されているトリコロールをイメージした、赤、青、白の3カラーを用意。
エッセンシャルオイルをワックスで固めたサシェ（匂い袋）。学生さんたちのセンスが活かされた可愛いデザインが魅力的！
袋から出すと、リフレッシュ効果のある「レモングラス」の心地よい香りが広がります。紐が付いているので、お部屋の好きな場所に飾ることができてGOOD！防虫効果もあるので、靴箱やクローゼットでも活躍してくれそう。香りが半年から1年と非常に長持ちなのも嬉しいですね！

開発時は入浴剤やアロマキャンドルなどのアイデアも出た中で、商品の見栄えや使いやすさ、目新しさなどの点で検討と改善を繰り返し、最終的に「サシェ」へとたどり着いたそうです。
「Herb Harbor ICE POP」350円（税込）
2つ目の「Herb Harbor ICE POP（ハーブ ハーバー アイス ポップ）」は、ハーブとフルーツを組み合わせたツートンカラーのアイスキャンデー。「ハーブの爽やかさとフルーツの甘みで食べた人が元気になって欲しい」という思いを込めて開発したそうです。

味は「ローズヒップ×アップル」と「カモミール×マンゴー」の2種類。中にはエディブルフラワーが入っており、オリジナリティのある見た目に仕上げられています。アイスの味とハーブの香りのバランスについて試行錯誤を重ねた末に、フレッシュハーブではなくエディブルフラワーを使用することにしたんだそう。
心身をリラックスさせるカモミール（左）と、ビタミンCが豊富で美容に効果的なローズヒップ（右）を使用
こちらは実際に船上のオープンデッキで試食させてもらいました！

ひんやり冷たいアイスキャンデーは暑い日差しの下で食べるのが一番ですね～。「ローズヒップ×アップル」は、すっきり爽やかなおいしさで、「カモミール×マンゴー」はジューシーな味わいを堪能することができます。
アイスの中にはエディブルフラワーが！
食べ始めて少し時間がたつと、アイスの表面が溶けてとろりとした口当たりになるのがとても良かったです！

上半分がハーブ部分、下半分がフルーツ部分。食べ進めるうちに味が変わるので最後まで飽きずにおいしくいただけるのも嬉しいポイント♪
日本健康マネジメント協会の専務理事も務める木下先生
発表会の後半には3階のオープンデッキにて、同大学の非常勤講師を務める木下先生による「タラソセラピー」の紹介が行われました。
開放的なオープンデッキで楽しむクルージングは最高！
「タラソセラピー」とは日本語で“海洋療法”を意味し、海の恵みを活用して心身をリフレッシュさせる健康療法のこと。海の潮風や紫外線を浴びることは、健康づくりにとても効果的なんだそうです。

実際に船が出航し、50分のクルージングの中でタラソセラピーを実践することができましたが、潮風を受けながら陽の光を浴びるひとときはとても気持ちがよかったです。
神戸親和女子大学 心理学科の学生の皆さん
神戸親和女子大学の学生さんたちが一生懸命開発した2つの新商品は、boh boh KOBEの船内で購入することができます。クルージングやApero Hourで船を訪れた際に是非購入してみてはいかがでしょうか。

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