本屋で整う!オリエンタルヴィーガンランチで心身整えましょう
『本屋の中のレストラン 香凜(かりん)』へ行ってきました! 姫路市
姫路城まで歩いて5分ほどの場所にある『本屋の中のレストラン 香凜』。姫路ではとても珍しいオリエンタルヴィーガンのランチが食べられると聞き行ってきました! [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール [ 広告 ] 記事の続きは下にスクロール
姫路市本町にあるこちらのお店、大通りを少しだけ横に入ったところに現れるレトロで雰囲気のある本屋です。ここで水曜日と木曜日、週に2日だけオープンしています。本屋さんなのかな?レストランなのかな??と道の前を歩く人の興味を引く外観です。
お店の前にも中にも本がズラリ。子どもと一緒に楽しみたい幼児向けの絵本や、じっくり腰を据えて読みたい本など、幅広いジャンルの本が揃っています。
ちなみにオリエンタルヴィーガンとは、ヴィーガンの中でも「五葷(ごくん)」を食べない食事スタイルの事。「五葷」とはニンニク、ニラ、ラッキョウ、ネギ、アサツキといった匂いや刺激が強い野菜の事で、日本の修行僧が食べる精進料理でも五葷は避けられているそうです。
普段から肉や魚を食べない人達にとっては五葷は刺激が強すぎたり、五臓へ負担をかける事や、負の感情を増幅させてしまうという理由で避けられる傾向にあるとか。仏教での精進料理とオリエンタルヴィーガンは同様のものだそうです。
それではご紹介いただきましょう、今回のメニューはこちら!「おいしい野菜の満足ランチプレート」です。オリエンタルヴィーガンのランチと聞いて、そしてそれが精進料理であると聞いて、メインとなるタンパク源はいわゆる高野豆腐やがんもどきのようなものをイメージしていていましたが、想像とは全く違うプレートが登場です。
なお筆者、ベジタリアンでもヴィーガンでもありません。ただ、健康に気を配った食生活を送りたいと思っているお年頃。さらに最近の大きな関心は『代替食(だいたいしょく)』!スーパーでもよく見かけますよね。元々好きだった大豆や豆乳を使った新しい食材に興味がありました。ヴィーガン食ではこの代替食が良く登場しますが、今回も出会えました!万歳!
まずはこちら。豆乳と豆乳生クリームベースのグラタンです。チ、チ、チーズが乗っていますが?!これはココナッツオイルから出来たチーズの代替品を使っているとか。見た目ははっきり言って普通のグラタンですが、しめじと大豆バターが一緒にソテーされていて、まったりとしてコクがあります。なんとも滋味深い。。。コクがあるのに後味は不思議とあっさりしていて、いつものグラタンより好きな味です!
あんまり美味しい美味しいと連呼していたので、店主の堀田さんが大豆バターだけをくれました。真っ白い大豆バターは、豆っぽい匂いもせず軽いくちどけ。でもしっかりと旨味があって、これをご飯に乗せて食べるとめちゃんこ美味しい!また新しい食材との出会いをしてしまいました。
なすの炒めものは、お肉と一緒に炒めたのかと思うほど、しっかりとした食べ応えがあります。じゅんわり味が染み込んでいるのに美しい色。さすがです。
大豆ミートの海苔巻きは海苔が贅沢に使われているので、見た目よりもボリュームがあります!甘辛な味付けと海苔、そしてほろりとほどける大豆ミートの歯ざわりが最高です!
玉ねぎや青ネギといった五葷を使用しない代わりに、メニューではキノコを多用したり、野菜の種類を増やして旨味を引き出し、出汁を取ることを心がけているそう。また地元農家が農薬を使わずに育てた、安心安全の野菜を使用しているそう。どのメニューもコクがあって食べ応え十分なのに、食べた後はとてもすっきりとしているのが新しい感覚でした。
肉や魚を食べない、五葷を使用しないなど、制限があると料理としては大変なのではないかと思いましたが、堀田さん曰くそうではないそうです。「なんでもいいと言われる時こそ答えが出しにくいものであって、制限がある方が、その中で自由にできるようになる」と教えてくれました。それは食事に限った話ではなく、日々の生活に置き換えることもできますよね。う~ん、深いです。
「菜食ではなく、普段の食事をしている人にも満足できるものを提供できるようにしたいです」と語る堀田さん。つまり筆者のような人間が満足できるランチということですが、結論、もちろん満足できました!オリエンタルヴィーガンのランチと知らずに食べても、何も気が付かないくらい満足度が高いものでした。
普段の食事で栄養過多になっていたり、限界まで食べてしまうと、逆に腸はさぼり気味になってしまうそう。食事はできるだけシンプルでいいから、きちんと腸が仕事をしてくれるように心も体も整えていくことが大切なんだとか。心身ともに整えていきたいと感じる時にぜひ訪れたいお店ですが、修業のような厳しさがあるわけではないのでリラックスしてどうぞ!食事の話、代替食の話、色々と教えてくれる堀田さんはお母さんみたいな温かさでした!
フードロスの観点から、また席数も多くはないので、訪問が決まっている際にはご予約(電話かInstagramのDM)がおすすめです。これからの季節にピッタリの夏色カラー『紫陽花ゼリー』などスイーツも食べられる同店で、普段頑張りすぎている心と体をリラックスさせてくださいね!
- 場所
- 本屋の中のレストラン 香凜(かりん)
(姫路市本町68 )
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