愛すべき鬼たちが登場

兵庫県立芸術文化センター『春爛漫 茂山狂言会』西宮市

兵庫県立芸術文化センター（西宮市）で4月3日、『春爛漫 茂山狂言会』が上演されます。現在、チケットの販売中。

狂言の面白さを身近に感じてもらおうと活動する大蔵流茂山千五郎家による同公演。今回のテーマは“鬼”。恐ろしいイメージもある鬼ですが、狂言に出てくるとちょっと抜けていたり、子煩悩だったりと、愛すべきキャラクターとして描かれることもあるそう。

子どもからお年寄りまで家族で鑑賞できる「みんなで楽しく狂言会」では、乳飲み子を連れて親里へ帰る女と鬼の出会いから始まる「鬼の継子（ままこ）」と、酒好きの男が飲みたいがために鬼の姿に化ける「伯母ヶ酒」を上演。

また15時半からは、イケメンに一目ぼれした姫鬼のために奔走する親鬼の親ばかっぷりが可笑しい「首引」を含む3曲をたっぷり楽しめる「お豆腐狂言会」が上演されます。

〈記者のひとこと〉
“鬼”というテーマですが、登場するのは「こんな鬼なら会ってみたい！」と思ってしまうような可愛げのある鬼ばかり。子どもたちにとっても、日本の伝統芸能に親しむきっかけになりそうですね。

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