週に一度、金曜日の午後だけオープンする素敵なお店

神戸モン・シェリ「高級コンフィチュール」の実食レポ　神戸市東灘区

パン教室で試食したコンフィチュールがとても美味しくて、ずっと気になっていたお店「神戸モン・シェリ」（神戸市東灘区）にいってきました。コンフィチュールとはフランス語で砂糖煮の事で、日本では一般的にジャムと呼ばれています。

「神戸モン・シェリ」は週に一度、金曜日の午後だけOPENします。金曜日が待ち遠しい…。


阪急御影から山道を上がり、民家に突然現れる小さな可愛いお店。イギリスのお家をイメージして建てられたそうです。

季節限定の物を含め年間で約150種類ほど製造されていて、店舗には常時30種類ほどが販売されています。添加物など一切使わず、全てが手作りのモン・シェリのコンフィチュールは、素材から製造ラッピングに至るまでたくさんのこだわりが感じられました。

オーナーの田野さんは突然ご主人を亡くされ、ご家族やご友人に背中を押されたのをきっかけに、それまで趣味で作られていたコンフィチュールのお店をオープンされたのですが、オープン前にはジャムで有名なJune Taylorさんのレッスンを受ける為にサンフランシスコまで行かれたそうです。このレッスンを受ける為に、世界中から人が集まるんだとか。

店内には色とりどりのたくさんのコンフィチュールが並んでいて、思わず「わぁ〜」と声が…。２つのテーブルがあり、大きな窓から見えるお庭には梅の花が咲いていて、開放感たっぷりの居心地の良い空間です。

早速試食用のプレートと紅茶をいただきました。こちらは現在有料（500円）で提供されています。この日は春のイメージで、4種類のコンフィチュールを試食させていただきました。食パンにクリームチーズとコンフィチュールがとても合う！

【ストロベリーコンフィチュール】こちらはベースのジャムに「あまおう」を使い、果肉として残すイチゴは別の種類のイチゴで作られています。いつものジャムとは違う優しい甘さで、文句無しの美味しさです。

【パイナップルのコンフィチュール】初めて食べるパイナップルジャム。マンゴーをベースに、ザク切りのパイナップル、パッションが入っています。たくさんのフルーツが見事に配合されていて、めちゃくちゃ美味しいです。

【アイリス】アプリコット、オレンジ、ラフランスが入っています。ジャムというよりはコンポートと言えるほど大きめの果肉が入っていて、しっかりフルーツを感じる贅沢なコンフィチュールになっています。

【ル・プラントン】フランス語で春を意味するように、リンゴ、パイナップル、ドライクランベリー、ピスタチオ等、赤・オレンジ・緑・茶と春先のお花畑のような彩りに、思わず可愛い…と言ってしまう1瓶です。

お中元やお歳暮、結婚式の引き出物や内祝い、ご法事に至るまで幅広く対応していただけます。一瓶でもとても可愛くラッピングしていただけるので、ちょっとしたプレゼントにも良いですね。食事に気を遣われる方にも安心してお渡しできるのは嬉しいです。

ホワイトデーには義理チョコ？のお返しに恥ずかしそうに買いに来られる男性がたくさんいらっしゃるとか。ストロベリーショコラカードなどチョコレートのカード（卵・バター入り）が人気だそうです。

商品は店舗の他に、オンライン、神戸阪急の「ココシロ」さんでも一部購入できます。「ココシロ」さんでの販売は、アップルミックス、ジンジャーレモン、Hope、フェアリールージュの4種類となります。

お店の雰囲気と田野さんやスタッフさんの温かいお気遣いで、とても優雅な時間を過ごすことができました。そんな方々のたくさんのこだわりと、旬のフルーツをふんだんに使って作られたコンフィチュールが美味しいのには納得です。これからスーパーに並ぶ旬のフルーツが変わるたび、神戸モン・シェリさんを思い出すと思います。みなさんも是非「神戸モン・シェリ」さんで季節の移ろいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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