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新たな作品発見!?貴重な絵画の運命やいかに―
映画『レンブラントは誰の手に』
『みんなのアムステルダム国立美術館へ』で美術館の舞台裏に深く切り込んだオランダのドキュメンタリー作家・ウケ・ホーヘンダイクの最新作『レンブラントは誰の手に』が3月26日より、シネ・リーブル神戸(神戸市中央区)にて公開されます。
バロック絵画を代表し、没後350年以上経った今でも絶大なる人気を誇るオランダの巨匠画家、レンブラント。彼の作品を画商は見出し、貴族は愛し、コレクターは買い求め、美術館は競い合います。本作は、美術界に生きる人々の愛と欲望を大胆に暴きながら、芸術とビジネスの複雑な関係に着目し、1枚の絵画に億単位の金が動く美術界の矛盾と可笑しさを、皮肉とユーモアたっぷりに描き出されます。
<ストーリー>
貴族の家系に生まれ、レンブラントが描いた貴重な肖像画のある家で育った、若き画商ヤン・シックス。彼はある日、ロンドンの競売クリスティーズに出されていた「若い紳士の肖像」を見て、これはレンブラントが描いたものだと本能的に感じ、その絵画を安値で落札。本物か偽物か…本物であれば、巨匠レンブラントの知られざる新たな作品が発見されるのは44年ぶり!専門家や美術史家らもアートを愛するがゆえにヒートアップするが、思いもよらぬ横やりが入ってしまう。一方で、フランスの富豪ロスチャイルド家が何世代にも渡って所有していたレンブラントの絵画2点「マールテンとオープイェ」が1億6000万ユーロ(約200億円)という高値で売りに出される。滅多に市場には出回らない見事な2枚の絵画を獲得するために動き出したのは、世界で最も入場者数の多いルーヴル美術館とレンブラントの作品を多数収蔵するアムステルダム国立美術館。いつしか、絵の価値など分からない国の要人まで乗り出す事態に発展する―。
詳細情報
- 公開日
- 2021年3月26日(金)
- 監督・脚本
- ウケ・ホーヘンダイク
- 出演
- ヤン・シックス、エリック・ド・ロスチャイルド男爵、ターコ・ディビッツ(アムステルダム国立美術館)、バックル―公爵
- 配給
- アンプラグド
- 劇場(兵庫)
- シネ・リーブル神戸