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「ソ連全体主義」の社会を完全再現する―

映画『DAU. ナターシャ』

欧州史上最大1万2千平米のセット、主要キャスト400人、エキストラ1万人。 撮影期間40ヶ月、35mmフィルム撮影700時間。常軌を逸した規模で「ソビエト連邦全体主義」の社会を再現した狂気のアートプロジェクトの第一弾『DAU. ナターシャ』が3月19日よりシネ・リーブル神戸(神戸市中央区)にて公開されます。
©︎PHENOMEN FILMS ©︎PHENOMEN FILMS
撮影は徹底的にこだわって行われ、キャストたちはセットとして当時のままに再建された秘密研究都市で約2年間にわたり実際に生活し、カメラは至るところで彼らを撮影。町の中ではソ連時代のルーブルが通貨として使用され、出演者もスタッフも当時のものを再現した衣装や食料で生活、毎日当時の日付の新聞が届けられるという徹底ぶりで、 出演者たちは演じる役柄になりきってしまい、実際に愛し合い、憎しみ合ったそう。
映画『DAU. ナターシャ』 [画像]
このプロジェクトは 2019年1月にパリ、ポンピドゥ ー・センターで展覧会という形でお披露目され、様々な形でアート作品として人々に提示され、大反響を呼びました。 すでに劇場映画第二弾『DAU. Degeneration(原題)』も完成しています。
映画『DAU. ナターシャ』 [画像]
<ストーリー>
ソ連の某地にある秘密研究所。その施設では多くの科学者たちが軍事的な研究を続けていた。施設に併設された食堂で働くウェイトレスのナターシャ(ナターリヤ・ベレジナヤ)はある日、研究所に滞在していたフランス人科学者と肉体関係を結ぶ。言葉も通じないが、惹かれ合う2人。しかし、当局から呼び出された彼女は、冷酷な KGB 職員の待つ暗い部屋に案内され、スパイの容疑をかけられ厳しい追及を受けることになる…。

詳細情報

公開日
2021年3月19日(金)[R18+]
※その他地域では2021年2月27日より順次公開中
監督・脚本
イリヤ・フルジャノスキー
出演
ナタリア・ベレズナヤ、オルガ・シュカバルニヤ、ウラジミール・アジッポ
配給
トランスフォーマー
劇場(兵庫)
シネ・リーブル神戸
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Kiss PRESS編集部:松田

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