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描いているマンガの方式のルーツのようなもの
宝塚市立手塚治虫記念館 第82回企画展「手塚治虫と演劇『七色いんこ』展」
宝塚市立手塚治虫記念館で3月6日より、第82回企画展「手塚治虫と演劇『七色いんこ』展」が始まりました。6月28日まで。
手塚治虫は医学生時代に演劇に出会い、自らも劇団に所属して舞台に立っていました。期間的には2年足らずと短いながら、この経験もマンガの創作に活かされており、時折作品の中で緞帳や能舞台が描かれています。その舞台経験の集大成として描かれたのが「七色いんこ」。
“ぼくのなつかしさを込めて、ぼくが現在描いているマンガの方式のルーツのようなもの”として描き始めたというこの作品は、シェイクスピアの「ハムレット」や曲亭馬琴(滝沢馬琴)の「南総里見八犬伝」など実在する演劇をベースにしながら、オリジナルストーリーが展開されています。また、連載の序盤から巧みに伏線が張られ、終盤でそれらが解明される様は、まさに舞台作品をみているように一気に引き込まれます。
今回の企画展では、手塚の演劇歴を紹介し、「七色いんこ」をはじめ演劇の影響が見受けられる作品を展示。新たな視点から、手塚作品の魅力に触れてみてくださいね。
詳細情報
- 期間
- 2021年3月6日(土)〜6月28日(月)
- 時間
- 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
- 場所
- 宝塚市立手塚治虫記念館
(宝塚市武庫川町7-65)
GoogleMapで探す - 入館料
- 大人700円、中高生300円、小学生100円
※のびのびパスポート・ココロンカード持参の近隣小・中学生は入館無料 - 休館日
- 水曜日(3月31日、5月5日は開館)
- 問い合わせ
- 宝塚市立手塚治虫記念館
TEL 0797-81-2970
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