深まる秋の風情を演出

『鳴く虫と郷町』伊丹市

スズムシをはじめ秋の虫の鳴き声と、多彩な催しが調和する秋の恒例イベント『鳴く虫と郷町（ごうちょう）』が、今年も9月11日～20日にかけて三軒寺前広場（伊丹市中央）など一帯で開催されます。鳴く虫の声に耳を傾け、秋の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
鳴く虫の展示（伊丹スポーツセンター）
このイベントは2006年、江戸時代に庶民の間で親しまれた虫の音を楽しむ「虫聴き」を現代風にアレンジしてスタートしました。期間中は、江戸時代から酒造業などで栄えてきた伊丹市内、郷町界隈の酒蔵、商店街、文化施設、街路樹のあらゆる場所で、スズムシやマツムシ、キリギリスといった秋の虫が奏でる音色が響きます。
まち灯りと鳴く虫
また多彩な関連イベントも魅力のひとつ。夕暮れから一帯に行灯を並べて日本の秋を演出する「まち灯りと鳴く虫」（9月11日～13日、18日～20日）、和洋中の美味しい朝ご飯や手作り雑貨などが展示・販売される「イタミ朝マルシェ」とのコラボ（9月13日）、夜空を望遠鏡で眺める「星見会」（9月14日・16日）など、趣向を凝らした催しに鳴く虫の声が風情を添えます。
鳴く虫と朝マルシェ
会期終了後となる9月21日には、展示されていたスズムシを持ち帰って来年また孵化させる「スズムシ里親プロジェクト」も行われ、イベント継続へと繋げます。先着100人までの受付となりますので、希望する人は事前に伊丹市昆虫館までご予約を。

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