未解明の謎に迫る

兵庫県立人と自然の博物館ミニ企画展『異常巻アンモナイト、ノストセラス大集合』

　兵庫県立人と自然の博物館（三田市）で2月12日から4月5日までミニ企画展『異常巻アンモナイト、ノストセラス大集合』が開催される。

　同展では、同館の連携活動グループである兵庫古生物研究会の会員が長年にわたり実施した調査によって収集した淡路島から産出する化石である異常巻アンモナイト「ノストセラス・ヘトナイエンゼ」の標本を一堂に会す。

　同種は、始めは塔状に巻き、成長の後半では巻きが解けてＵ字形に垂れ下がる形の殻を持ち、北海道で産出した標本を基に記載・命名されたが、北海道では稀にしか産出しないことから、その形態の詳細は十分に解明されていないという。今回は、北海道や大阪の地層から産出した「ノストセラス」の標本も合わせて展示することで、個体による形のばらつきや、種類による形の違いに潜む未解明の謎に迫る。

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