これからの可能性をも感じさせる“新しいジュエリー”が集結

伊丹市立工芸センター『2019 伊丹国際クラフト展 ジュエリー』　伊丹市

　伊丹市立工芸センター（伊丹市）で11月16日から12月22日まで『2019 伊丹国際クラフト展 ジュエリー』が開催される。入館無料。

　22回目を迎える今年は「ジュエリー」をテーマに作品を募集し、海外19ヵ国138人を含む339人による総勢1132点の応募があった。厳選な審査の結果、97人が入選、そのうち8人が入賞。海外からは59人が入選しうち6人が入賞と、国際展の名にふさわしい力作が海外から集まったという。大賞はイギリスから応募されたレイチェル・コリー（COLLY Rachael）の「Sha-Green」で、刀装具の伝統的な装飾技法に使われる「エイや鮫皮（シャグリーン）」を、捨てられるはずの柑橘類の果皮を用いて表現した作品となっている。

　同展では大賞をはじめ、入賞・入選作品を一堂に紹介。特に今年は大賞作品をはじめ「身に着ける」というジュエリーの定義から身体、自然、社会との関わり方を深く考察し、造形へと込めた作品が多く、今の時代だからこそ生まれ、これからの可能性をも感じさせる新しいジュエリーが集まったという。また一部作品は販売も行われる。

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