駒に扮し、巨大な盤上で“合戦”

姫路城三の丸広場『人間将棋 姫路の陣』　姫路市

　プロ棋士が戦国武者に扮した“人間駒”を指揮し対局を行う『人間将棋 姫路の陣』が11月2日と3日、姫路城三の丸広場（姫路市）で開催される。入場無料。

　「人間将棋」は、太閤秀吉が関白秀次を相手に、伏見城で小姓や腰元たちを将棋駒として、将棋の野試合を楽しんだという故事にならい、将棋駒の生産量日本一の山形県天童市で1956年から行われている伝統行事。

　同イベントでは、姫路城前の広場に設置した18メートル四方の将棋盤を戦いの場に見立て「人間将棋」を実施。2日は「石本さくら女流初段 対 脇田菜々子女流1級」、3日は「杉本昌隆八段 対 大石直嗣七段」の対局が行われる。そのほか、俳優の山本耕史さんと斎藤慎太郎七段とのゲスト対局（3日のみ）や出演棋士による詰め将棋クイズ、隣接する大手前公園で開催されている全国陶器市とコラボレーションしたスタンプラリーなども催され、大人から子どもまで楽しめる内容となっている。

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