神戸どうぶつ王国　ブッシュドッグやアライグマ、カピバラキッズの展示開始

　神戸どうぶつ王国（神戸市中央区）で、新しく仲間入りした「ブッシュドッグ」「アライグマ」とグループ園から来園した「カピバラ」の子どもたちが3月15日から展示されている。

　「ヤブイヌ」の別名を持つブッシュドッグは野生のイヌ科の中で最も原始的な種。パナマから南アメリカ中部に生息し、成体で約5キログラムから7キログラム。敵に出くわすと、藪の中を前を向いたままバック走して逃げるという特技があるという。今回、京都市動物園から同園にやってきたのは2016年生まれの兄弟で、名前はノリマルとカツマル。小さな耳や鋭い目、ぽてぽてと走る姿がかわいらしい2頭となっている。

　アライグマは北アメリカに棲む動物達をテーマにしたエリア「ロッキーバレー」に展示。黒い横縞が入ったフサフサの長いしっぽ、目のまわりから頬にかけての黒い模様などが特徴で、手足がとても器用なことで知られている。運が良ければ、水辺を再現した新展示場で物を洗うように見える姿を見ることが出来るという。

　グループ園の那須どうぶつ王国からは、カピバラの子ども達も来園。人に慣れるために1月から「コンタクトアニマルズで試験的に展示されていたが、今回「熱帯の森」の新展示場で本格展示がスタート。 昨年10月に生まれたばかりで、体長はまだ50センチにも満たないキッズサイズだという。同園担当者は「カピバラの成長はとても早いので、このサイズは今だけです。仲睦まじく群れている、癒し効果のあるカピバラキッズをぜひご覧ください」と話している。

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