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丹波地域で現存する唯一の鬼追い
常勝寺『追儺式 鬼(おに)こそ』丹波市
丹波市山南町の常勝寺で、毎年2月11日に”厄除息災”と”五穀豊穣”を祈る『追儺式 鬼こそ』が執り行われる。
「鬼こそ」は、かつて常勝寺が観音山中にあった頃、たびたび現れる化け物を退治するために法道仙人から教えられて始めた鬼追いと伝えられる。けたたましく楽器を鳴らすことを指す「鼓騒」が名前の由来とされている。
当日は、仙人役1人と鬼役4人が演じる。仙人役は、男児が羽織袴姿で御幣のついた杖を持つ。鬼4人の内、松明と刀をそれぞれもつ「松明持」と「刀持」2人が赤の鬼面・柿色の筒袖の着物・袴・同色の足袋とワラジを身に着ける。槍と錫杖をもった「槍持」と「錫杖持」の2人は青の鬼面・緑色の同形の装束を着ける。鬼は装束の上から白晒でつくった「鬼のヒボ」と呼ばれる紐を体中に巻き付けている。太鼓・法螺貝・銅鑼・鉦・鈴・木魚などが鳴る中、4人の鬼が仙人に率いられて、「餅切り」「火供え」「火合わせ」などの所作を行いながら力強い足取りで歩き、堂内を巡る。最後に、御利益があるとされる松明を鬼が地面に投げると、参拝者がわれ先にと持ち帰るという。
ユーモラスな表情の鬼の面は3代目で、長さ約40センチ、重さ約4キロ。初代の二面と二代目の五面(法道仙人含む)は市指定民俗文化財となっている。
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詳細情報
- 日時
- 2018年2月11日(日・祝)
13:00~ - 場所
- 常勝寺(山南地域)
(丹波市山南町谷川2630)
GoogleMapで探す - アクセス
- JR福知山線「谷川駅」下車、徒歩約20分
または駅前からタクシー約3分 - 料金
- 拝観料無料
- 問い合わせ
- 常勝寺
TEL 0795-77-0074
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