これは、アズミハルコの企みなのか？ハルコは、なぜ姿を消したのか？

映画『アズミ・ハルコは行方不明』

　27歳のOL・安曇春子の失踪事件の背景と行く末を、“アラサー・ハタチ・女子高生”の3世代の女の子たちの生き方を浮き彫りにしつつ描いた山内マリコの同名小説の映画化『アズミ・ハルコは行方不明』がシネ・リーブル神戸（神戸市中央区）にて12月17日（土）より公開される。

＜ストーリー＞独身で恋人もいない春子（蒼井優）は、実家で両親と祖母と一緒に暮らしていた。老齢の祖母を介護する母のストレスが充満する実家は決して居心地のいいものではなく、会社に行けば社長と専務に「女は若いうちに結婚するべきだ」とセクハラ三昧の言葉を浴びせられる日々。「まだ27歳ではなく、もう27歳」春子はふと若くはないことを実感する…。一方、20歳の愛菜（高畑充希）は成人式の会場で、大学進学のため名古屋に行った中学時代の同級生のユキオ（太賀）と再会。それをきっかけになんとなく会って遊んだり、なんとなくセックスする間柄になっていく…。春子はある日の仕事帰り、目の前を制服姿で駆け抜けていった女子高生たちに興味を持ち、後を追う。するとそこには誰かに暴行されて倒れている男の姿があり、近寄ってみると少し前に再会したばかりの同級生の曽我（石崎ひゅーい）だった。曽我を送り届けたその夜、2人は互いの虚しさを埋め合うように身体を重ね、付き合うという言葉はないまま、食事をしたり、買い物に行ったりする仲になっていく—。

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