―「石村嘉成展 ~いのちの色たち~」では290点以上もの作品が展示されているんですけど、その中でも特に印象に残った作品はありますか?
どの作品も素晴らしいので本当に選べないんですよね!観る時々の私の気持ちによっても変わったりするんですけど、今日は「フタユビナマケモノの親子」の気分です!子供をだっこしているシーンを見ると癒されますよね。
―メインテーマのひとつとして”親子”を描く作品も多く展示されていますが、森さんご自身も子育て中ということで、今回の作品のテーマについてどう思われましたか?
(石村さんのお母さんの手紙が展示されているのを見て)お母さまからの手紙を読むと涙があふれてきそうで…本当に親子の愛情深い特別な絆があるんだと作品を観ても感じました。お父さんとふたり長い道のりだったと思うんですけど、本当に頑張り屋さんの石村さんが楽しんで描いているのが伝わってきました。
―娘さんとも一緒に展示をご覧になられたそうですが、どんなリアクションでしたか?
やっぱり彼女も動物好きなので、作品も好きですしかわいいと思ったようです。絵を描くのも大好きなのですごくいい刺激になったと思います。作品の中にルリコンゴウインコちゃんがいるんですけど「あ!ポンゴ(飼っているルリコンゴウインコの名前)だ!うちにいる~!」っていう感じで。そういう楽しみ方もありますよね!子どもさんだったら絶対に好きな動物とか、かっこいいなっていう作品もあると思います。
―この兵庫県での展示に向けて「コウノトリ」と「タイガー」の2点の新作も登場していましたね。
コウノトリは絶滅危惧種と言われていますが、彼はそういう動物も結構描いてるんですよね。自然の重要性と「大切にしなきゃ駄目だよ」というメッセージが入っているのもすごくいいなと思って。あとタイガーは「阪神タイガース」のタイガーでしょ?その二つを選んだのがおもしろいなと思いました。
―今回兵庫県に来られてどんな印象を持ちましたか?
自然も豊かで動物園もいっぱいあって本当に素敵な街だなって思いました。食べ物も美味しいですよね!山もあるし海もあるから、そういうことですよね。ほかにはお菓子、スイーツ、たまらない!あとおしゃれな街だと思います。やっぱり感性豊かな方が多いですよね。