誇り高き愛に溢れた女性の物語

オペラde神戸 歌劇『蝶々夫人』

　神戸文化ホール大ホールで3月12・13日の2日間、オペラde神戸による歌劇『蝶々夫人』が開演する。「オペラde神戸」は、舞台芸術の魅力を幅広く市民に伝え、神戸の文化振興に寄与することを願って命名され、質の高いオペラを自主制作している。神戸を中心に活動する音楽家、団体、そして公募で選ばれた市民コーラスなどと協働し、2014年に神戸文化ホールの開館40周年を記念した市民創作オペラ『カルメン』を上演。2日間で3200人超を集客し大きな話題を呼んだ。

　今回公演される『蝶々夫人』は、イタリアの作曲家・プッチーニが作曲したオペラで、フィギュアスケート選手・浅田真央さんが復帰後のフリープログラムに選曲したことで今注目を集めている作品。開国当時の長崎を舞台に、没落藩士令嬢の“蝶々さん”とアメリカ海軍士官ピンカートンとの悲恋の物語が、日本の旋律を取り入れたプッチーニの美しい音楽と共に描かれる。

　『カルメン』に続き井上和世さんプロデュースの元、矢澤定明さんが指揮を振る。演出は、イタリア、メキシコ、韓国などの歌劇場で『蝶々夫人』や『トゥーランドット』を演出した井原広樹さんが務め、監修協力に佐渡裕さんを迎える。チケットは、神戸文化ホールホームページからのオンライン購入をはじめ、各種プレイガイドなどで発売中。

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