神戸メリケンパークオリエンタルホテル（神戸市中央区）にある、日本で唯一の「ホテルに建つ公式灯台」が11月1日の灯台記念日に一般公開されます。入場無料。

当日は15時から17時の間に開場、予約も不要のため14階の館内バルコニーから誰でも自由に鑑賞することができます。

昭和39年、神戸京町に開業した旧「オリエンタルホテル」に、“港町神戸のシンボル”として日本で初めてホテルの屋上に灯台が設置されましたが、1995年の阪神淡路大震災によって全壊し、ホテル灯台も一時ともしびを消すことに。

その後、姉妹ホテルとして建築中だった神戸メリケンパークオリエンタルホテルに灯台は受け継がれ、海上保安庁から正式に認可を受けた公式の灯台として、長年神戸港を見守り続けています。

昭和天皇の歌碑

ホテルには灯台のほかに「昭和天皇の歌碑」や、旧オリエンタルホテルに設置された「鬼瓦」も受け継がれており、今回の一般公開では、灯台と合わせて見ることができます（鬼瓦は3階正面玄関脇に設置）。

今回は神戸海上保安部による「灯台の果たす役割」や「灯台の歴史」などのガイドも15時30分からと16時30分からの2回に分けて開催予定。

当日は雨天の場合は決行、荒天時は中止の予定。開催に関する最新情報はホテルの公式サイトをご確認ください。