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六甲高山植物園で「ジョウロウホトトギス」と「キイジョウロウホトトギス」が見ごろに 神戸市
六甲山にある六甲高山植物園(神戸市灘区)で、牧野富太郎博士が発見した「ジョウロウホトトギス」と、その同じ仲間の「キイジョウロウホトトギス」が見ごろを迎えています。
「ジョウロウホトトギス」は牧野富太郎博士が高知県の横倉山で発見し、ロシアの植物学者マキシモヴィッチ博士が命名した植物で、四国と九州に自生しています。
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一方、「キイジョウロウホトトギス」は、和歌山県の紀伊半島南部にのみ自生する多年草。どちらも絶滅危惧II類に分類される希少な植物で、黄色い花を鈴なりに咲かせる姿は大変美しく、この優雅な花を平安時代の宮中に奉仕する貴婦人「上臈(じょうろう)」に見立てて名付けられたそう。
深山のがけから垂れ下がるようにして生育し、長さ40~80cmの茎はしなだれて、節々に重なって花を咲かせます。また、“キイ”とは紀伊半島にのみ自生することからついています。
同園に咲く「キイジョウロウホトトギス」は約200株で現在見ごろを迎えており、10月中旬頃まで楽しめるそうです。
<記者のひとこと>
昨年の朝ドラ『らんまん』で話題となった牧野富太郎氏によって発見・命名された「ジョウロウホトトギス」。神木隆之介さん演じる槙野万太郎が大事に抱えて持ち帰るシーンが思い出されます。
詳細情報
- 見ごろ
- 10月中旬頃まで
- 場所
- 六甲高山植物園
(神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150)
Google マップ - 開園時間
- 10:00~17:00 (16:30受付終了)
- 入園料
- 大人(中学生以上)900円
小人(4歳~小学生)450円 - TEL
- 078-891-1247