神戸市営地下鉄の県庁駅、神戸高速線・花隈駅の北側から、緩やかな坂道を10分ほど歩いた場所にある『café licht (カフェ リヒト）』。お店の目印は、懐かしさを感じさせるアーチ状の窓。住宅街のなかにふと現れるかわいらしい佇まいに足を止めたくなります。

ここは、お一人様で、静かな時間を過ごしていただくためのカフェ。もとは喫茶店だった空間を生かして作られています。店主の相原さんは、南向きの大きな窓から注ぐ柔らかな光に魅力を感じて、店名を「licht（リヒト＝ドイツ語で光という意味）」と名付けたそうで、「小さな幸せを発見できる場所であるように」という願いが込められています。

お店が開店するのは朝の7時。まだ周囲の街が慌ただしく動き始める時間に、贅沢な気持ちで一日をスタートできそう。

「モーニングAセット」は、コーヒーか紅茶がついて970円。他には、はちみつバタートースト＋ゆで卵、コーヒーか紅茶がついたBセット720円、スコーン＋ゆで卵にコーヒーか紅茶がついたCセット720円もあり。

こちらのカフェでぜひ味わってみてほしいのが人気の「モーニングAセット」（限定数あり）。スコーン（もしくはトースト）、彩りもきれいなデリとスープ、ゆで卵までセットになっているプレートなんです。

今回は生クリームとはちみつをかけてちょっと贅沢に頂くスコーンをセレクト。トマトとレンズ豆のポタージュ、きのことバルサミコのマリネ、クミンが隠し味となった紫キャベツのピクルス、アンチョビとブロッコリーのソースをあえたペンネのデリは、どれも食感が楽しく工夫のある味わい。ボリュームたっぷりなのに後味はすっきりとしていて、大満足の朝ごではんです！　じっくり味わっていると英気が養われて、心持ちが整っていくようでした。

「季節のタルト」650円、「紅茶」550円

メニューには「季節のタルト」もあり、こちらも人気。アプリコットのタルトは酸味と甘みのバランス。ぜひコーヒーや紅茶と合わせて。

店内には所々に本が置かれており、自由に読むことができます。相原さんがその時々に関心のあることや、じっくり読みふけることができる物語などを置いています。一日かけてこの場所で過ごして、「本が1冊読めました」と言われるお客様もいるのだそう。

また、店内ではテイクアウトできるスコーンやクッキー（200円〜）、TEALABO.tとコラボしたオリジナルのリーフティー「licht」（1950円）なども購入できます。

隣接する『atelier licht（アトリエ リヒト）』はワークショップや作家の個展を行うスペース。作家さんの作品や相原さんセレクトの雑貨を販売する空間としても不定期営業しています。カフェやアトリエのオープン日や営業時間は、毎月初めに『café licht（カフェ リヒト）』『atelier licht（アトリエ リヒト）』のインスタグラムでお知らせされるので、ぜひチェックまたは予約のうえ訪れてみてください。