7月1日から『ホテルオークラ』（神戸市中央区）でバーベキューをやっているという情報を聞きつけ、さっそく行ってきました。

神戸駅からハーバーランドを抜け、誰もが知るあの一流名門ホテルに到着！威厳を感じる建物の入り口からは、ふかふかの絨毯が敷かれたロビーが広がり、思わず背筋が伸びます。ここで県外から遊びに来た友人と待ち合わせ。今回は彼女達をもてなすためのブッキングです。

本館の別棟にある3階のレストラン『有明』に到着。バーベキューはこのお店に隣接したルーフガーデンで行われているそうで、外に出てびっくり！

目の前に迫りくるポートタワー、そして海洋博物館と遠くには観覧車。絵葉書のような光景に友人はもちろん、見慣れているはずの私も感動。

ブライダルチャペルとして利用されるガーデンのため、一般客にはあまり知られていないこの場所を、それだけの利用ではもったいないと考え、今年から初めてビアガーデンとして解放されることになったそう。

一面に広がる芝生に神戸の景色が一体となったインフィニティ感の中、まずはビールで乾杯。いろんなドリンクが飲み放題ですが、着席したままのオーダースタイルなのでわざわざ取りに行く必要もありません。ここ、セレブポイントですよね。

そして料理が次々に運ばれてきます。まず、大きなお皿に入ったシーザーサラダ、小海老のフリッター＆フライドポテトに続き、メインのバーベキューの食材がドドーンと登場。

みんなで肉や魚を並べながらワイワイはしゃいでしまうのはバーベキューのなせる技で、昔話にも花が咲きます。サラダやフリッターをドリンクと一緒に楽しみながら、しばらく焼き上がりを待ちます。

食材が焼ける匂いから頃合いをはかり、いよいよバーベキューグリルのふたをオープン！テンションがあがるビジュアルに、思わず「おーっ」と声が。さあ本番はこれから、お皿に映してどんどん食べ進めます。

お楽しみのお肉からパクリ！リブロースのステーキは牛、ソーセージは豚、コンフィは鶏と、お肉3種をコンプリート。

なかでも鶏もも肉のコンフィは料理長自慢の一品だそうで、にんにく、ローリエ、オイルに一日マリネしたもも肉を、70度で3時間ほどゆっくりと加温しているそう。その仕上げである焼き付けを、グリルを使って自分たちでできるのです。

パリパリに焼きあがった皮にふっくら柔らかな身は、普通のバーベキューでは味わえない逸品で、友人たちも大絶賛。

最後に出てきた〆の食事は「しらすと彩り野菜のピラフ」。一人当たり300g以上の肉の量が組み込まれたバーベキューメニューに、正直お腹は一杯だったのですが、ひとくち食べると嘘みたいに炭水化物がすすみます。

その美味しさは恐れ多くも思わずレシピを聞いてしまうほどで、まさに別腹状態の魔性のピラフ。

気づけば夜のとばりがおり、暗くなったところに浮かぶ光の絶景にため息。皆の思い出に残るホテルオークラの夜でした。