丹波市にある『植野記念美術館』で、7月27日より「開館30周年記念 手塚治虫展」が開催されます。会期は9月29日まで。

日本のマンガの概念を変え、新しい表現方法でストーリーマンガを確立し、「マンガの神様」と称されるマンガ家・アニメーターの手塚治虫。17歳のデビューから60歳でこの世を去るまで、数多くの個性的なキャラクターを生み出してきました。深いテーマとユーモアに満ちた作品には、人間や生命の尊さに関するメッセージが込められています。手塚作品の魅力は没後35年を経た今も色あせることなく、たくさんの手塚作品が世界中で愛されています。

「鉄腕アトム」©手塚プロダクション

本展は、3部構成で手塚の作家業を紹介。第1部「手塚治虫の誕生」では、作家自身の言葉と当時の写真・資料から20年間過ごした宝塚時代の足跡を辿ります。第2部「作家・手塚治虫」では、手塚がマンガ家・アニメーターとして生み出した膨大な作品の中から厳選した原稿やセル画などを紹介。そして第3部「手塚治虫のメッセージ」では、手塚が作家として作品に込めた想いを読み解きます。

「第11回コミック・コンベンション」　ポスター用原画　　©手塚プロダクション

会期中には、開幕記念イベントや、同美術館ならではの、親子を対象としたさまざまなプログラムも開催予定。問い合わせ、予約は、電話または丹波市ホームページ内「植野記念美術館」まで。