お餅が絶品!大粒いちご入り大福は今だけのお楽しみ
西舞子にある『舞子の和菓子司 大美堂(おおみどう)』で季節の和菓子をいただきました 神戸市
いちごが美味しい季節になりましたね。「美味しいいちご大福が食べたい」と思ってアンテナを張っていたところ、『舞子の和菓子司 大美堂(おおみどう)』(神戸市垂水区)さんが美味しい!との情報を得ましたので、早速うかがいました。
ゆったりとした街にそぐう落ち着いた店構え。ご近所さんたちが立ち寄り、会話を交わしながらのんびりとお菓子を選んでゆく姿に、どこか懐かしさを覚えます。
『大美堂』は今年で創業57年になる和菓子店。店主の大沢さんは2代目として歴史を紡いでいます。厳選した北海道産小豆から作る自家製餡には定評があり、その餡を使って作られる大福やお饅頭は、地元の人々の定番として愛され続けています。
お目当ての「イチゴ大福」は、12月〜4月頃までの期間限定品。白あんとこしあんの2種類があります。
ひとつが大きくて、ずっしりと重たい!美しいフォルムに胸が高鳴ります。
驚くのがいちごの大きさです。とても一口では食べられない特大サイズのいちごが、餡とお餅で覆われています。
サクッと音がしそうなほどしっかりかためのいちごは、とても甘くてジューシー。甘さ控えめな餡と柔らかなお餅との割合がちょうどよく、一緒に食べた時の味のバランスが最高です!
「大粒できれいないちごを選んでいます」と大沢さん。柔らかすぎたり酸っぱすぎたりしない「イチゴ大福」に適したいちごが厳選されていることがわかります。
大きな黒豆がゴロゴロと入った「豆大福」は、同店の看板商品。黒豆の塩気と粒餡の甘さの組み合わせがたまりません。
大福に使用するお餅は、求肥ではなく杵でついたものなのだそう。柔らかくよく伸びて弾力があります。同店のお餅は他ではなかなか味わえない食感。大福ファンが多いのも納得です。
舞子土産としても人気なのが「舞子一番」です。
しっとりと焼かれたどら焼生地で自慢の粒餡がたっぷり巻かれ、さらに真ん中には求肥が入っています。ボリューム満点ですが、甘さ控えめなので最後まで美味しくいただけました。
同店には他にも、大歳山遺跡の竪穴式住居を模した最中「大歳山最中」や、舞子浜の名物松を表した焼菓子「根上がり松」など、舞子にちなんだお菓子がいくつも置かれています。和菓子で地元を盛り上げたいという大沢さんの強い思いを感じるラインナップです。
「2人で切り盛りしているので多くは作れませんが、お気軽にお立ち寄りください」と大沢さん。お目当てのものがある場合は事前に電話で連絡を入れておくと取り置きもしてもらえます(数に限りがあります)。また、「イチゴ大福」の仕上がりは毎日11時頃だそうですので購入はそれ以降となります。
派手さはありませんが、すべての材料や工程にこだわり、大事に作り続けられる和菓子。その丁寧な仕事ぶりが伝わり、こんなにも長く愛され続けているのだなと思いました。
詳細情報
- 場所
- 舞子の和菓子司 大美堂
(神戸市垂水区西舞子2-9-18)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 9:00~19:00
- 定休日
- 日曜日
- TEL
- 078-781-5609