アクリエひめじ（姫路市）で人形浄瑠璃 文楽「義経 千本桜」が3月10日に上演されます。現在、プレイガイドでチケットを販売中。

「人形浄瑠璃 文楽」はユネスコ無形文化遺産であり、日本が世界に誇る古典芸能。世界のほかの人形劇とは異なり、太夫・三味線・人形遣いの三業が息を合わせ三位一体で作り上げられるのが特徴です。

「義経 千本桜 すしや」
写真 青木信二

2年ぶりの姫路公演となる今回は、平安時代に起こった源氏と平氏の戦いをテーマにした文楽の三大名作のひとつ『義経 千本桜』から「椎（しい）の木の段」と「すしやの段」の2演目を上演。分かりやすい解説と字幕付きなので、文楽の観劇が初めての方も気軽に参加することができます。

「伊達娘恋緋鹿子火の見櫓の段」
写真 国立文楽劇場

本公演の前に行われる「文楽鑑賞教室」では、文楽三業【太夫・三味線・人形】の解説や、「伊達娘恋緋鹿子（だてむすめこいのひがのこ）火の見櫓（ひのみやぐら）の段」の実演が行われます。

姫路市出身の人形遣い・吉田玉勢さんや、舞台に出演する技芸員の方々が文楽の魅力や各々の役割について、実例を交えながら分かりやすく解説してくれます。