焼き立ての香りは格別♪溶岩石窯で焼くもっちりパン
小曽根線沿い『パンの実』のふっくらもっちりしっとりパンに感動しました 西宮市
国道2号線と鳴尾御影線の間を通る小曽根線沿いに、街の風景に溶け込んだかわいらしい外観のパン屋さん『パンの実』があります。
関西では珍しい、富士山の溶岩石窯で焼くふっくらもっちりしっとりしたパンが美味しいと聞いて尋ねました。
溶岩石窯は遠赤外線効果が高くパンの芯までの熱が早く伝わり、オーブンで焼いたパンに比べてパンの水分量やうまみがぎゅっと閉じ込められているのが特長。
保温、保湿力に富んだパンはふっくらが長く続き、防菌効果や浄化効果にも優れているので余分なにおいを取り除き、パン独自の発酵した香りが楽しめるのだそう。
熱の通りが早い溶岩石窯では25分ほどで食パンが焼き上がります。絵本に出てきそうな美しいきつね色、店内に漂うなんとも言えない甘い香りについ大きく深呼吸。
気温や湿度によって生地の発酵が変わるので、パンの焼き上がり時間はあえて表示しないとのこと。発酵が終わり焼く準備ができれば順次窯へ入れていきます。焼き上がり時間に居合わせた人はラッキーですね。
バターをつけて食べるのも美味しいですが、買ったその日はそのまま食べると小麦の香りやしっとり水分が感じられます。翌日は軽く焼いて、なにもつけずに美味しくいただきました。
オープンから約18年。愛され続ける理由は、地元の大学の授業で使うパンや保育所から子どもたちが食べるパンの注文を受けるなど、地域の人たちとの繋がりを大切にし、希望にも耳を傾け寄り添うところにあります。
店内には毎日来る人たちのために、子どもが食べやすい小さいサイズや季節の素材を使用したものなど、たくさんの種類を少しずつ用意しています。
ある日、お客さんから減塩食パンを作って欲しいと相談を受け、試行錯誤して生まれた「ミドルライ麦食パン」は、今や健康志向の人からも支持される人気商品になりました。
これからは、米粉や雑穀を使ったパンなど未来を考えた商品開発も考えているとのこと。さまざまなリクエストに応え、味に妥協せず新たなチャレンジも続けるオーナーに脱帽。新作も期待してます!
詳細情報
- 店舗
- パンの実
(西宮市小曽根町3‐8‐24)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 平日 12:00〜19:00
土日祝 11:00〜19:00 - 定休日
- 月曜日、火曜日
- TEL
- 0798-47-8787