北野にある『神戸北野天満神社』は、神戸の街並みが広がる絶景を楽しめる場所として有名です。今回はそんな絶景スポットへ取材に行ってきました。

三宮駅からずんずんと北野坂を登ることおよそ20分。異人館など、北野エリアならではの異国情緒漂う中を進むと鳥居が見えてきます。

鳥居をくぐると、さらにその上を目指す階段が。息切れしながらも絶景が広がる境内を目指し、上っていきます。

上り終えると、右手側には「水かけ祈願 叶い鯉」と書かれた手水舎が。

その名の通り花に囲まれ天に昇るような美しい鯉が鎮座しています。この鯉に水をかけて祈願すれば願いが叶うと信じられており、水を「鯉」にかけるところから、「恋にかける＝恋愛成就」の御利益があるんだとか！かわいらしくて見ているだけでなんだか癒されます。

またそばには神戸の街を見渡せるスポットが！この日も多くの観光客が写真撮影を楽しんでいました。

この場所からは長期休館中の「風見鶏の館」や神戸の街並みを一望できます。とっても綺麗で「ここまで上ってきたかいがあったなぁ…」と思わずつぶやいてしまうほどの絶景！取材に伺ったのは秋口だったので、今の時期はさらに色づいた紅葉も楽しめそうです。

絶景を存分に眺めた後は、さらに上にある御本殿へ。

神社は御祭神として菅原道真公（天神様）を祀っており、1742年に造営された御本殿は、透塀、拝殿、鳥居、灯籠、石段とあわせ、昭和60年に神戸市の「伝統的建造物」として文化財に指定されています。

またこちらは「御神牛」。牛は菅原道真公と縁が深く、こうして神の使いとして崇められているんだとか。

さらに奥には家内安全や商売繁盛、病気平癒などの御利益がある末社があり、こちらも多くの人が参拝していました。

中でも「薬照大明神」にはお願い事が書かれたきつねがズラリ。心身の健康や病気平癒に関するお願い事を書いて奉納する「祈願きつね」なんだそう。

そのほかにも社務所にはかわいらしいお守りや素敵な御朱印が並んでいるのですが、特に記者が気になったのはユニークなおみくじたち！

私も何か引いてみたい！と思い散々悩んだ結果、今回は手水舎のそばにあった「水かけみくじ」を引いてみることにしました♡

300円をお納めし、中から筒状のおみくじを取ります。これを開いて水につけると運勢が浮かび上がってくるんだとか！

水に浮かばせるとあっという間に文字が浮かび上がってきました。結果は大吉！引いた時点で分かる普通のおみくじとは違った楽しさがありました。

神様に日頃の感謝を伝えながら、絶景を拝める同神社。寒さが増すこの時期の観光はもちろん、初詣に訪れるのもおすすめですよ！