阪急夙川駅から線路沿いを東に向かってぶらぶら歩いていると、ハンバーガー専門店「CS BURGER（シーエス バーガー）」があります。一時は閉店した人気店のハンバーガーが復活したと聞いて食べに行って来ました。

先代マスターが病に倒れ5月に帰らぬ人となってしまい、閉店を余儀なくされた同店。しかし、姪のMariさんら遺族が「マスターの想いが詰まったお店を何としても残したい！」と、7月にリニューアルオープンを決意しました。

「居心地の良さは変わっていないよ」と常連さん

お店は以前と変わらずアメリカンな雰囲気を残し、70〜90年代頃に流行ったノリのいい音楽が流れています。ネオンやプレートが飾られたポップな空間は、さぁ、ハンバーガーを食べるぞ！という気持ちを盛り上げてくれます。

元々焼き肉屋を15年間経営していたマスターは〈お肉を味わうハンバーガー〉をコンセプトにしていました。それを受け継ぎ、良質なお肉と手ごねにこだわったパティは繋ぎなしの牛肉100%！

定番の「チーズバーガー」1,458円（税込）

ミンチではなくゴロゴロの角切り肉を使用、ステーキのような肉肉しい食感で食べ応えは抜群。じっくりと火を通すことで冷めても固くならないのだとか。

「アボカドチーズバーガー」1,700円（税込）プラス350円でポテトとソフトドリンク付のセットに

「アボカドチーズバーガー」は、お客様から復活の要望が多かったメニューの一つ。美容効果も高いことから女性の人気は絶大です。アボカドはたっぷり半分を使い、レタスのシャキシャキ食感やピクルスがいいアクセントになっていました。

あまりのぶ厚さにどうやって食べるか迷ってしまう

ハンバーガーの味を引き立てるバンズは、鳴尾にある〈パンの実〉さんに特別オーダー。ふっくらしっとりとしたパンと、お肉、野菜、チーズとの絶妙なバランスに驚き。

サイドメニューの「オニオンリング」400円（税込）を、ツウの人はハンバーガーに挟んで食べるのだそう

マスターが残したレシピやそれまで教えられたこと、周りの人のアドバイスを頼りに何度も試作を繰り返し復活させたハンバーガーは、マスターの味を残しつつMariさんの良さも加わり、満足感のあるボリュームと味わいに仕上がっています。

このバイクが目印

これからはオリジナルメニュー開発や、平日も営業できるように考えているとのこと。

常連さんたちや多くお客様に見守られ、ここでしか食べられないハンバーガーを作り続けてほしいと思いました。