“朝焼き”の焼き菓子の美味しさを一度味わってみて
垂水にオープンしたばかりの『LA PATISSERIE ISA(ラ パティスリー イサ)』に行ってきました 神戸市
9月24日に、垂水の住宅街にオープンしたばかりの『LA PATISSERIE ISA(ラ パティスリー イサ)』。美しいタルトと“朝焼き”の焼き菓子が大人気で、閉店時間を待たずして売り切れてしまう日が続いているようです。気になる新店をレポートします!
ブルーのシェードにガラス張りの外観が洗練された雰囲気です。店主の猪坂さんは、神戸の有名パティスリーでシェフパティシエとしての経歴を持つ実力派。
自身の経験と個性を活かしたタルトや焼き菓子を、より気軽に楽しんでもらえるように提供したいという思いから独立を決意したそうです。
材料にこだわり、製法にこだわり、ひとつひとつ丁寧に作られるお菓子は、早くも話題。
ショーケースを彩る美しいタルトの中から、まずは人気の「いちごのタルト」をいただきました。その時期に一番美味しいいちごを選んでおり、この日はしっかりとした果肉感と華やかな酸味が特徴の香川産「さぬきひめ」を使用。
卵黄の濃厚な旨味が際立つカスタードクリーム、優しい風味のアーモンドクリームがいちごと合わさり、何度でも食べたくなる美味しさです。同店のタルトはフルーツの下のクリームだけでなく、タルト生地の上に敷かれるアーモンドクリームの配合も、具材に合わせてすべて変えられているという手の込みようです。
秋季限定の「モンブラン」は栗本来の味を堪能できる軽やかなケーキ。
トップには香り豊かな蒸し栗をふんだんに使用したマロンクリームがたっぷり。軽やかな生クリームと栗を刻み入れたカスタードがとろける濃厚な味わい。食べ進めると香ばしいアーモンドやほくほくの栗、ふんわり食感のダックワーズ生地が次々と顔を出し、最後まで楽しい一品です。
猪坂さんはパティシエとしてだけでなく商品開発の経験も豊富なことから、珍しい食材の入手などのアイデアも豊富です。
こちらの「ヴィジタンディーヌ」は、珍しい金型を使って作られる同店の看板商品。材料はフィナンシェとほぼ同じだそうですが、卵白の一部を泡立てるという手の込んだ製法で、兵庫県内でも食べられるところが限られています。
周りはサクッと香ばしく、中はふんわり空気を含んで軽いのにしっとりしているという初めての食感!焦がしバターの香りと上質なアーモンドの風味が豊かです。
特筆すべきは、その日の朝に焼かれる“朝焼き”の焼き菓子であること。焼き立ての美味しさは格別!ぜひ一度味わっていただきたいです。
垂水の住宅街に彗星のごとく現れた洋菓子店。キラリと光る個性と品をまとったタルト・焼き菓子は、神戸の新たな定番としてこの街に根付いてゆく予感がします。季節によって変わるショーケースも楽しみに、また足を運びたくなるお店です。
詳細情報
- 場所
- LA PATISSERIE ISA
(神戸市垂水区桃山台3-23-5)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 10:00~17:00
- 定休日
- 火曜日・水曜日
- TEL
- 078-754-9669
- 駐車場
- 2台分あり