岡本の英国喫茶『Tea and antique辰巳茶房（たつみさぼう）』（神戸市東灘区）で、旬のいちじくを使った「いちじく紅茶パフェ」の提供が始まったので、取材に行ってきました。

同店は『食都神戸』の一環として神戸市が開催中の “神戸いちじくフェア” に参加しており、4年連続でこのメニューを出しているそうです。

パフェはカップで提供される1ドリンクがセットになっています。本格的な英国式アフタヌーンティがいただけるお店なので、紅茶を選ぼうとリストを開くと…なんと8ページにも及ぶ種類の多さに驚き！

セイロン、中国、台湾、インド、ネパール、和紅茶からハーブティ、ヨーロッパ各地のブランドティー、店主の辰巳さんブレンドのオリジナルティーなど約70種類が揃っています。

今回はパフェに合うさっぱりとした味わいがオススメとのことで、インドの「アッサム」を選択。若い芽（＝ゴールデンチップ）入りの茶葉で、じっくりと時間をかけると風味がしっかり出るんだそう。

「いちじく紅茶パフェ&1ドリンク」1,870円（税込）

運ばれてきたパフェは、カットいちじくが1個分まるまるたっぷり乗って、見た目にもとっても華やか！

取材日は丸いナッツクッキーでしたが、通常は縦長のクッキーになるそう

いちじくは、兵庫県下で最大の生産量を誇る神戸市西区産のものを使用しています。よく熟れていて皮も薄く、そのまま食べられます。とろりと甘くて瑞々しくて、となりに乗っている華やかな香りを放つ紅茶アイスにも負けていません！

その下のさっぱりとしたミルクアイスは濃厚な紅茶アイスとも相性抜群。アイスはいずれも試行錯誤の末、辰巳さんの出身地である北海道の函館から取り寄せているそう。紅茶アイスにルフナの茶葉を使用していたことも決め手だったんだとか。

食べ進めていくとカットしたパウンドケーキがゴロンゴロンと出てきます。ラム酒に1日漬け込んだドライいちじく入りで、しっとりと甘く食べ応えがあって幸せな気持ちになります。

鮮やかなグリーンのカップは英国食器。カップは好きなものを選べる

香り豊かで爽やかなアッサムティーを飲みながら食べるパフェは最高の贅沢！大きめのカップでたっぷり飲めるのも嬉しいところです。

その下にはキャンディという茶葉を使ったアイスティーのゼリー。紅茶の味や香りがしっかりと感じられます。プルンと柔らかいので、甘さ控えめの生クリームと一緒に掬って楽しみます。一番下に敷かれたグラノーラも混ぜながら最後までいただきます。

1つ1つ食べ進めるごとに驚きと感動が！美味しさと楽しさが詰まっていてあっという間にペロリと食べてしまいました。

「いちじく紅茶パフェ」はいちじくの入荷がなくなるまでの期間限定メニュー。9月いっぱいは入荷があるそうですが、気になる方は是非お早めに！提供終わりの時期は公式Instagramでチェックしてください。