心を込めて丁寧に作った料理の”おもてなし”
赤穂城跡を望む『茶寮 馳走庵』で至福のご馳走を食べてきました
赤穂城大手門の目の前に8月20日、とびきりのご馳走が食べられるお店がオープンしたと聞いてさっそく行ってみました。
その名も『茶寮 馳走庵』。城下町の趣ある佇まいの素敵な古民家です。

暖簾をくぐり扉を開けると、立派な衝立がお出迎え。

築100年以上の町家をリノベーションした店内は、古き良き趣と洗練された新しさが融合した、居心地のいい空間です。

同店では現在、昼食は20食限定。夜は完全予約制となっています。

和室は風情があり、懐かしい感覚に寛いでついつい長居してしまいそう。
夜は、なんと各部屋に一組ずつの貸し切りスタイルだというから驚きです!ゆったり寛げる時間を過ごしてほしいという同店のモットーだそうで記念日などにはピッタリ。一夜の特別感が味わえますね。

開店して一か月ですが、市内外からも来られるお客さんに人気だという「馳走膳」をいただきました。出された時には思わずため息が!見てください~この美しさ!!

お重の状態で運ばれてくる一番上の段は、その季節のお刺身や蒸し物の椀もの。蓮根蒸しは擦りおろした蓮根に卵白、銀杏、木耳等と混ぜ合わせて蒸した上に乗せられた松茸の香りが嬉しい。

次の段には熱物が。サクサクの天ぷら、上品な出汁巻の中にもふっくた炊き上げた自家製の穴子。実は筆者は穴子が苦手なのですが本当においしくてぺろりと食べられました!

一番下の段は色とりどりの小鉢物が並んでいます。味も食感も楽しんでもらいたいという店長さんが作る料理は、一つずつが丁寧に作られていてどれも最高の味わい。筆者は取材中にも関わらず何度も「おいしい」の言葉が自然とこぼれていました(笑)。

店名の「馳走庵」には”ごちそう”という意味はもちろん、走り回り仕入れたより良い食材で最高においしい料理を提供するお客さんへの”おもてなし”を忘れないという真心がこもったものだそうで、作り手の愛を感じますね。

「料理に正解はありません。毎日が勉強で、料理の可能性は無限大で終わりがありません。自分が作る料理でお客さんが喜びや幸せを感じて、思い出に残るようなものであってほしいですね」と語る気さくな店長の阿部さん。
のどかな城下町跡を訪れ、丁寧な愛のこもった”ご馳走”に舌鼓を打つ至福のひとときをお過ごしください♪
※掲載情報は配信時のものです。現在の内容と異なる場合がありますので、ご利用の際は公式HPをご確認ください。
詳細情報
- 場所
- 茶寮 馳走庵
(赤穂市上仮屋南2-1)
GoogleMapsで探す - 営業時間
- 11:00~15:00(L.O.14:00)
18:00~22:00(完全予約制) - 定休日
- 水曜日
- TEL
- 0791-56-5566