常時30~40種類の日本酒を揃える町の中華屋さん
六甲道にある中華と日本酒の店『Chinese Kitchen(チャイニーズキッチン)博』に行ってきました 神戸市
お昼からおいしい中華を肴に日本酒をしっぽりと楽しめるお店を、JR六甲道駅の近くで見つけました。
お店の名前は『Chinese Kitchen(チャイニーズキッチン)博』。気取らない性格の兄貴肌な店主が関西(神戸、京都、三重、和歌山など)を中心に各地の酒蔵を訪れて集めた、多彩な日本酒をいただくことができます。
店主の車田さんがお店をオープンしたのは今から12年前。当初はラーメン居酒屋として営業されていましたが、「お客さんにもっとゆっくり過ごしてほしい」という思いから徐々にメニューを増やしていき、現在の “日本酒と手軽に食べられる中華料理のお店” というコンセプトに落ち着いたそうです。
コンセプトの通り、カウンターの前には多種多様な銘柄の一升瓶が所せましと並んでいました。
お酒は実際に蔵元へ足を運び、こだわりを聞いた上で仕入れているそうで、だいたい常時30~40種類の銘柄を用意しているんだとか!
中華と言えば日本酒よりも「紹興酒」のイメージが強いですが、紹興酒も実は “お米” から作られているお酒なので、必然的に日本酒と中華料理の相性も良いそうです。
今回はランチタイムでもよく注文される「ローメン」と、人気の一品料理を2品試食させてもらいました。
まずは「よだれ鶏」を実食。朝引きの新鮮な若鶏が使用されているので、皮までプリップリ!花椒(ホアジャオ)を使ったタレはシビ辛系で、額に汗が浮かんでくるほどしっかり辛いのですが、その辛さがクセになります♪
続いていただいた「青菜炒め」は火入れ具合が絶妙で、小松菜のシャキシャキとした食感がたまりません。鶏ガラスープ、ニンニク、塩こしょうというシンプルな味付けなので、フルーティーな吟醸系のお酒と合わせたいと思いました。
今回のメインである「ローメン」は、華僑の方のお店で働いていた頃に教えてもらったメニューだそうで、オイスターソースや醤油がベースの特製ダレで味を付けたスープなしの和え麺です。
ローメンと聞いてあんかけ麺を想像していましたが、地域によって違うんだそう。
麺は細麺でコシのある食感でした。自家製のチャーシューがたっぷり入っているので食べ応えも抜群。和え麺なので麺が伸びづらく、お酒のアテとして注文し、少しずついただくお客さんもいるそうです。
途中でチリソースをプラスすると味のパンチ力がグッと増します。味変で最後までペロリといただけました。
最後に店内の様子を紹介。カウンター席のみ(7席)というコンパクトな店構えですが、だからこそ車田さんとお客さんの距離が近く、1度訪れただけで仲良くなれるのだと思います。
お願いすると各銘柄の「飲み比べ」にも気軽に対応してくれるので、日本酒好きな方はもちろん、これから日本酒を楽しんでみたいと思っている人にもオススメしたいお店です。
詳細情報
- 場所
- Chinese Kitchen(チャイニーズキッチン)博
(神戸市灘区深田町3丁目5-2 ルミエール六甲 1階)
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- 月曜日
17:00〜24:00頃
火曜~土曜日
11:30~15:00、17:00~24:00頃
※営業日時変更の場合は公式Instagramで告知 - 定休日
- 日曜日