垂水の駅近にこんなに素敵なお店があったなんて。ビルの2階にある『CUCINA LOCALE（クッチーナ ロカレ）』、秘密にしておきたいけれど知っていることを自慢したくなる、そんなお店を取材しました。

垂水駅から徒歩約4分、商店街から一本入った通りのビル2階にあります

階段を上ってビルの2階、ドアを開くと、入口の感じからはおよそ想像もつかないような空間が広がっています。 

女子会にも、大切な人との語らいにも、もちろん1人でも、落ち着いて過ごせる雰囲気です

清潔感溢れる店内は、広々としていてお洒落。座席の間も広くとられているので、ゆったりと過ごすことができます。

コロナ禍の2020年オープンということもあり、独立洗面台も備え付けられています 

店内の快適さはさることながら、接客の丁寧さ、お料理の美味しさでも人気の同店。なかでも、独創的で「他にはない」と人気のパスタランチをいただきました。 

嬉しいドリンクビュッフェ。「ブルーベリー＆カシス」や「アセロラジュース」など他ではなかなか見かけないドリンクも選べます 

ランチセットには、前菜、天然酵母バケット、ドリンクビュッフェが付いています。 

「前菜」盛り合わせ。サラダのドレッシングも自家製。ふわっと柚子が香ります 

まず驚くのが前菜の手の込みよう。トロンととろける「とうもろこしのパンナコッタ」は、その甘さに驚きました。旬のホワイトとうもろこしを使用し、甘みは一切加えていないそう。食べ終わってしまうのがもったいなくて、少しずつ少しずついただきました。デザート以外で初めていただくパンナコッタは忘れられない味です。 

他にも、トリュフオイル香るイタリア風オムレツ「フリッタータ」や、生海苔と海老の風味が香ばしい揚げたての「ゼッポリーネ」など、どれも丁寧に作られた本格派です。

ランチセット「兵庫県産炙りハモとミョウガの冷製パスタ〜パプリカのピューレ添え〜」1,380円（税込） 
パスタは2〜4週間ほどで変わります 

パスタは4種類から選べます。今回は、暑い時期にぴったりの冷たいパスタ「兵庫県産炙りハモとミョウガの冷製パスタ〜パプリカのピューレ添え〜」をいただきました。 

思わず息を呑む美しさ。口にすると、炙ったハモの香ばしさと、ミョウガとサラダセロリの爽やかな香りがコラボします。和風のようで、イタリアン。ソースがカッペリーニに絡み、たっぷりの具材と合わさって、最後まで飽きずにいただけます。パプリカのピューレを加えると、少しずつ変化する味も楽しめます。 

女性のお客さんが多いので、“あっさり目”を意識されているそうです。初冬から始まる牡蠣を使ったパスタも人気だそうですよ

それにしても、パスタに「炙りハモ」とは珍しすぎませんか？同店のパスタには、他では見ないような食材が使われていて魅力的。そしてそれらの絶妙な組み合わせは、ここにしかない味を生み出しています。 

「変わった食材、おもしろいものを使うのが好きで、ずっと考えています」と、オーナーシェフの岩本さん。納得がいくまで、何度も試作を繰り返すそうです。 

ランチに＋300円（税込）で付けられる「本日のデザート」。この日は、ジュワッと味のしみた「ティラミス」と、まるで本物の果物を食べているかのように爽やかな「ライチのシャーベット」でした 

イタリア料理以外にも、スペイン料理、和食など幅広い経験を積んできた岩本さんならではのアイデア。季節の食材を巧みに操る“組み合わせの達人”が作るパスタには、いくつもの驚きが隠されています。

お酒好きの岩本さん夫妻が選ぶワインも種類豊富です 

ディナーメニューも、本格イタリアンがリーズナブルにいただけると人気です。3,500円〜のコースとアラカルト、どちらでもOK。ランチ、ディナーともに予約をしてから訪れることをおすすめします。