手作りの温かさを感じるフランス料理

『Chez Colette（シェ　コレット）』に行ってきました　明石市

JR西明石駅から徒歩8分ほどのところにあるフレンチ『Chez Colette（シェ　コレット）』。

かわいい外観は、隠れ家のよう。フレンチには慣れていないので、ちょっとドキドキしながらドアを開くと、オーナーシェフでソムリエの松本弥生さんが温かく迎えてくれました。


松本さんは、明石の出身。フランスの第2の都市リヨンやバスク地方などで修行を積み、夙川でお店をされた後、今年4月に故郷へお店を移されました。

お店は松本さんがお一人で切り盛りされていて、お昼は3組、夜は2組限定。オープンから1ヶ月ちょっとながらすでに人気店で、ほぼ毎日予約で満席の状態だそうです。前のお店から通い続けている方も多く、宝塚から来られる人もいるんだとか。

どこか温かさを感じ、初めてなのに居心地の良い店内。聞くと内装のほとんどをご主人とDIYされたそう！手作りの温かさだったんだなぁと思いました。
「ランチコースB」3,300円（税込）
そんな手作りの温かさは、松本さんが作る料理にも反映されています。今回は、「ランチコースB」（前菜+スープ+お魚料理+お肉料理）をいただきました。

まずは前菜「豚肉のパテ・ド・カンパーニュ」。パテはとても濃厚でクリーミー。そして、添えられているサラダの野菜の種類の多さにびっくりしました。ほとんどが兵庫県産なんだそうです。

続いて「ブロッコリーとじゃがいものスープ」。とてもまろやかで、ブロッコリーの風味が引き立っています。じゃがいものシャキシャキした食感もわずかに残っていて、野菜の旨味を堪能できる一品でした。

お魚料理は「鯛のポワレ　新玉ねぎロースト」。驚くほどふわふわで、思わず「え！」と声が漏れたほど。柔らかいのに魚特有のにおいは一切なく、白ワインのソースが鯛の旨味を引き立てます。上に添えられたマイクロリーフの味がしっかりしていて、味のアクセントとなっていました。

「阿波尾鶏のロースト　マスタードのソース」。徳島のブランド鶏「阿波尾鶏」は皮がパリッ、中はジューシー。酸味のあるソースはさっぱりとしていて、とてもよく合います。
「牛ほほ肉赤ワイン煮込み」コースに+900円（税込）で変更可能
コースのお肉料理は、+900円で「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」に変更可能。ナイフが肉の繊維に沿ってすーっと入っていくほど柔らかく、とてもしっとり。脂の部分もトロトロで、牛肉の旨味が凝縮されていました。

デザートは3、4種類から選べるそうで、すべて松本さんの手作りです。今回はガトーショコラをいただきました。口へ運ぶと、芳醇なチョコレートの風味が広がります。そしてなめらかで濃厚！デザートまで、ワインで味わいたいなと感じました。

コースは、時間をかけてお料理をされているんだろうなと感じるものばかりで、素材の味が生かされています。ソースに使う出汁などはすべて1から作られていて、中には2日間煮込み続けて作るものもあるんだそう。


これまであまり食べる機会のなかったフランス料理でしたが、最初から最後まで美味しくて幸せだなぁと感じる時間を過ごし、ちょっと特別な日に家族と、日常的に友人と…通いたくなるお店でした。

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