乳がん経験者も気兼ねなく温泉に入って交流

三田天然温泉・寿ノ湯が「乙女温泉」に初参加　三田市

三田天然温泉「寿ノ湯」（三田市）では、6月21日に乳がんなどを経験した女性が気兼ねなく温泉に入ることができる女性限定の入浴イベント「乙女温泉」を初開催します。定員30名、事前申し込み制。

同イベントは、術後に人目が気になり温浴施設が利用できなかった人や、乳がんについて知っておきたい人たちが参加し、早期発見のセルフチェックの大切さ、乳がん治療の体験談などを通して、女性としての生き方や身体への思いを分かち合える新しい形のコミュニケーションの場を提供。


当日は貸切入浴だけではなく、ウィッグメーカーである「PRISILA（プリシラ）」（神戸市）が、乳がんサバイバーのゲストスピーカーとともにウィッグのレクチャー行い、そのほか交流会などのプログラムも用意しています。

術後温浴施設から遠ざかっていた人は「女湯」へ、気になる症状のない人もふくめ、すべての女性は「男湯」（この日は女湯として貸し切り）へ、すべての女性が自分を愛おしく思える空間を提供。お風呂に入った後は、ランチを食べながら参加者同士が交流していきます。

＜記者のひとこと＞
今や日本人女性の9人に1人が罹患している乳がん。乙女温泉は、乳がん経験者らの交流団体「リボンアール」（尼崎市）が企画し“治療も頑張る、女性としての自信を取り戻す。いつまでも乙女で”というコンセプトを掲げていて、そんな願いに共感して、今回初参加することになったそうです。

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